本当にドルセーが好き。
ー 香りについてお伺いしたいのですが、〈ドルセー〉を普段から愛用されているとか。
在原: いつも髪を切ってもらっている表参道の美容室に、〈ドルセー〉の香水がほぼ全種類置いてあるんです。行くと、そこの美容師さんと香りのトークを絶対します。その方に〈ドルセー〉をオススメしてもらって、使ってみたら香りがよくて、そこからずっとファンです。
ー 香りのトークをするくらい、香水がお好きなんですね。
在原: はい。父も母も昔から香水をつけていましたが、中学生くらいのころから親が香水をプレゼントしてくれて、ずっと香水が身近にあったんです。身だしなみのひとつ、香りを楽しむアイテムのひとつとして香水に触れるキッカケをくれました。成長に合わせて自分も変化するので、次第に香りも変えていきたいと思い、都度自分の好きな香りを探してきました。
ー 香水の香りは、在原さんにとってはどんな効果がありますか?
在原: お家にいてぼーっとしているときに香水でエンジンがかかるような感覚があったり、寝る前に気持ちが落ち着かないときにいつもの香水をつけることで安心することもあります。香水は、すごくテンションが上がるものというよりは、いつもの自分になるための栄養源みたいな存在です。
ー つけるタイミングはどんなときですか?
在原: 朝、服を着たときですね。あとは撮影とかがある日は、服に香りが移ってしまうのも失礼なので、自分の服と服が触れない範囲、たとえば手首だけとかにつけます。撮影がないときは、裸の状態でつけることもあります。
ー 〈ドルセー〉では、何を愛用されていますか?
在原: 2種類あって、「A.R.」と「M.A.」です。最初は、自分のイニシャルと同じということで「M.A.」に食いついたんです(笑)。さらに、自分が好きな香りということで「A.R.」も。〈ドルセー〉ってすごいと思うのが、たとえば「A.R.」をベースにして、そのときの自分の気分で他の香水をつけても、邪魔をしないどころか、すごくいいエッセンスになるんです。常にこの2つのどちらかをつけています。だから、消費量がすごい(笑)。
ー 重ねづけもありなんですね。そもそも〈ドルセー〉は、ひとがつけて初めて完成するというか、そのひとのよさを引き出すような香水であることをコンセプトにしているそうです。だから、在原さんのように〈ドルセー〉の余白をうまく使うというのは理想的な使い方なんだと思います。
在原: それはすごくうれしいですね。私の場合、誰かにどのブランドのどの香りかがバレるのが少し恥ずかしいので、〈ドルセー〉にプラスするんです。もちろん〈ドルセー〉だけのこともあります。
ー 「A.R.」の好きなところは?
在原: 仕事がある日には、「A.R.」をつけることが多いです。おそらく自分の力になるようなエッセンスを持ってるのかなと。逆にリラックスしたいときや特別なときには「M.A.」をつけているんだなということを、香水の減り具合から感じました(笑)。