PROFILE
1998年生まれ。雑誌や広告を中心にモデルとして活躍するほか、古着やメンズアイテムを取り入れた私服も人気。香水は中学生時代から愛用するほど好き。車と犬も大好き。
Instagram:@ariharamiyuki
プレゼントは相手への配慮と会話のヒントから。
ー プレゼント選びを難しいと感じるひとも少なくないのかなと。在原さんはプレゼント選びはお好きですか?
在原: 私は昔からひとになにかをプレゼントするのが好きなんです。だから、贈ることに慣れている方だとは思います。
ー 元々なのか、そうなったきっかけがあるのか、どちらでしょう?
在原: お歳暮やお中元を贈るというのが当たり前の家庭で育ったので、私自身も大学の頃からお世話になった方に何かを送るということが習慣になりました。母はショッピングも、相手に喜んでもらうことも好きで、ひとに会いに行くときも必ず手土産を持参します。だから、遺伝のようなものですよね(笑)。
ー プレゼントを贈る際に、気をつけていることはありますか?
在原: 食べたり飲んだり使ったりするとなくなるもの、いわゆる“消え物”をプレゼントすることは意識しています。たとえば食べ物やキャンドルもそうだし、香水もそうですね。贈る側の私の感覚ですが、たとえば花瓶とかだともらってうれしいけど、ずっと家にあるのは、プレゼントという意味では少し重たいのかなと。それと、そのときの贈る相手の状況にぴったり合うものを選ぶようにしています。
ー 相手の状況を知るために、リサーチしますか?
在原: 改めてリサーチするというよりは、そのひととの前の会話のなかで、これが欲しいっていっていたよねと思い出せるように意識しています。
ー 直接聞くような野暮なことはしないと。
在原: プレゼントって前もって伝えると期待されちゃうし、不意なプレゼントが一番うれしいと私は思うので、絶対に喜んでくれそうなものを突然あげたりします。
ー 何かの記念日とかに?
在原: お誕生日とかの記念日ももちろんありますけど、それ以外に日々の感謝として贈ることが多いです。周りに自分よりも年上の方が多く、ありがたいことにご飯にいくとご馳走していただく機会が多いんです。そういう方には、感謝の気持ちを込めて、次にお会いしたときにちょっとしたプレゼントをお渡しするよう心がけています。
ー ご自身がいただいたプレゼントで、思い出に残っているものを教えてください。
在原: いっぱいあるんですが、最近素敵だなと思ったのは、ゆっくりと時間をかけないと食べられないであろう、綺麗で素敵なクッキーを頂いたことです。自分が忙しくて時間がないときだったので、クッキーをゆっくり食べる時間をプレゼントしていただいたという感覚でしたね。その時間は、自分のリラックスに繋がりました。相手が忙しいときにこそ時間をかけないと消えないものをあげるというのは、すごく意味のこもったプレゼントだと思います。たとえば、次に会うときには、私も時間をかけて淹れるお茶などをプレゼントすることによって、相手にリラックスしてもらえたらと。
ー 逆に、これまで贈ったプレゼントのなかで思い入れのあるものはありますか?
在原: そうですね…、以前、すでに完売してしまったスニーカーを在庫から引っ張り出してもらったことがあります。自分のなかでこれをあげたいと思ったら、それじゃないと気が済まなくなるんですよ(笑)。そのスニーカーは比較的インディペンデントなブランドのもの。聞いてみるだけ聞いてみようと、アポイントを入れてお店に伺って、これがどうしても欲しいんです、と伝えてみたんです。そうしたら、本当はないけどそこまでいうなら、ということでありがたいことに出してきてくださって。もう執念ですよね(笑)。