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令和ロマン・髙比良くるま、アウトドアプロダクツと大阪出張へ行く。
THE STUDY ABOUT BUSINESS TRIP WITH OUTDOOR PRODUCTS

令和ロマン・髙比良くるま、
アウトドアプロダクツと大阪出張へ行く。

2023年のM-1王者、令和ロマンの髙比良くるまさん。チャンピオンに輝いた翌年が忙しいとはよく聞くけど、くるまさんも例に漏れず超過密スケジュールで、テレビやラジオ、劇場にと大忙し。そんな彼が 〈アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)〉のバックパックといっしょに大阪出張に行く様子を追いかけました。どんなものを詰めるのか、そしてくるまさんの出張のこだわりとは。さまざまな考察も織り交ぜながらお送りします。

  • Photo_Kosuke Matsuki
  • Text_Keisuke Kimura
  • Edit_Yuri Sudo
  • Special Thanks_JR東海
14:45
なんばグランド花月の舞台

いまはもう、緊張することはなくなったというくるまさん。舞台袖では相方のケムリさんと、出番中の漫才師を見ながら談笑し、リラックスムード。

前の漫才師が袖にはけてきて、くるまさんの出番がやってくる。そのときには一変、スイッチをONにして一気にギアチェンジ、漫才師の表情に。

舞台の上では軽々と笑いを攫っていく。さすがは王者、この日1番の笑い声が会場に響く。

お笑いをはじめとして、さまざまなことを考察するのが好きなくるまさんですが、自らの性格はこう分析している。

「ぼく、長期的な脳みそがないんですよ。プランとか立てられないし、先々のことは考えられない。その場で、思いついたことを口に出したりするのが得意なんですよ」

たしかに、テレビの中でも、舞台の上でも、くるまさんの瞬発力はハンパない。どんな暴投でも打ち返していく。

「だから貯金とかもできないんですよ。20代後半は改めなきゃと思ってましたけど、30歳になっても変わらなかったんで、いまはもう、できることだけ伸ばしていこうと思ってます。これからも、その場その場に行ってワーワーするひとでいつづけたいです。異物として存在するほうが、なんか意味があるだろうと思うんです」

各方面から、くるまさんの評判は聞こえてくる。現にM-1のほかにも、第45回ABCお笑いグランプリの王者にも輝いて、笑いの才と鋭さは同世代のなかでも頭ひとつ抜けている。その基礎となっているのは、何なのか。

「ぼくの地元は、ブックオフがふたつある街だったんです。駅前に1個と国道沿いに1個。そのふたつの間に、自分が住んでいるマンションがあって。で、算数と理科が嫌いだったんで、その授業があるときは、学校へは行かないでブックオフに行って、ずっと立ち読みしてました。その影響は間違いなくあると思います。そこでいろんな本を課金せず読んじゃったもんだから、いまは罪滅ぼしのように買ってます。立ち読みは褒められるものではないけど、お金のない少年たちにとっては大事なカルチャーのひとつだと思うし、セーフティーネットみたいな側面があったんだろうなとも思います」

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