大阪散歩

出番が終わったあと、ホテルまでの道をスタスタ歩く。関西弁で声をかけられるのも慣れた様子。生粋の東京人であるくるまさんにとって、大阪の街はどんな印象ですか?
「東京とは全然違う。とくにお笑いに対しては異常なほどの熱量がある町だなって思います。去年、インディアンスのキムさんとコーヒーを飲みに行ったら、商店街の人が『キムー、ロケ見たでー!』とか『キムさーん、頑張ってくださーい!』『キムー、今年は頑張らなあかんで!』って。もう寅さん状態でしたもん。『こんなん普通やで』ってキムさんは言ってましたけど」
くるまさんも昨年までは声をかけられることは少なかったというけど、M-1優勝後はスター扱いだったらしい。
「優勝してすぐ大阪で舞台があったんですけど、街を歩いているだけで『おめでとー!』『チャンピオーン!』『あっ、チャンピオンや!』『チャンピオーン♡』って。東京出身なのに凱旋帰国みたいな状態。東京は扱いがあまり変わらないですけど、大阪はもうめちゃくちゃ歓迎されて、やっぱり漫才の国なんだって思いましたね」