不安になるからポーチがいっぱい。
ホテルチェックイン

くるまさんは、泊まるのがとにかく嫌い。できることなら自宅に帰りたい。いつもと違うベッドだと寝れないこともあり、なにより荷物の準備が面倒だという。
「基本的に芸人って荷物が少ないんですけど、ぼくはめちゃくちゃ多いんです。誰と会うかとか、天候はどうかとか、気温もそう。とにかく出先で嫌な気持ちになりたくなくて、持ち物をいろいろ考えちゃうんです。一泊二日とかになると、余計考えなきゃいけないじゃないですか。それがすごいストレスだから、なるべく帰りたいんです」
東京にいるときも同じで、ひとつの仕事が終わる度に、可能な限り家に帰っている。だから自宅は、住み心地などを度外視して、どこからでも帰りやすい場所に引っ越した。「周りにスーパーもなにもなくて、めちゃくちゃ不便な場所なんですけどね」
この日も本当は帰りたいところだけど、翌日は大阪で10ステージが控えているから大阪のホテルに宿泊。
「ホテルも本当に得意じゃなくて。だからなるべくクタクタになって帰ってきて、寝るだけの状態にしたいんです。それができないときは、せめてもの機嫌取りに、コンビニで入浴剤を買って、珍しいビールを買って、風呂で飲んでます。コンビニ大好き」

ここで、〈アウトドアプロダクツ〉のバッグで持ってきたくるまさんの持ち物を紹介してもらった。荷物の多いくるまさんの必需品。
「まずは衣装ですね。シワにならないものにしています。それに革靴と、最強のネックピロー。あとはポーチに入った化粧品だったり、ポーチに入った薬類とかですね。あとこれ、M-1に出場したときにもらえる、チキンラーメンのポーチです」
くるまさんのカバンの容量をほとんど占めていたのは、いろんなものが小分けに収納されたポーチたち。だからこそ〈アウトドアプロダクツ〉のバッグがいいらしい。
「〈アウトドアプロダクツ〉のバッグは、大きさだったりデザインもそうなんですけど、余計な仕切りが一切ないじゃないですか。最近のバッグって、いっぱい仕切りがついていますけど、ぼくにとっては必要ないんです。だからこうやって、どかどかポーチを気にせず入れられるのが本当にいい。そしてフロントに小物入れがひとつあって、よく使うものはそこにいれられて、バランスが最高なんです」

〈アウトドアプロダクツ〉とくるまさん。革新的で、オーセンティックな魅力を持つ両者による大阪旅はこれにて終演です。
それにしてもくるまさん、30歳とは思えないほど味わい深くて、紫が似合う男でした。
