お互いに選んだ香水は?
ー では、それぞれプレゼントとして選んだものを教えてください。
奈緒美:やっぱり「J.R.」を選びました。このキャプションを見た瞬間に、絶対これだなと思ったんです。良くんらしいなって。それで香りをかいでみたら、あまりにもしっくりきて「J.R.」を選びました。
ー キャプションのどの部分が良さんらしいですか?
奈緒美:まず“繊細”というところ。“理解者にだけその姿を現す”、“流れに逆らう”も本当にその通り。内容はすべて該当している気がします。
ー 良さんにとってこの香りはどうですか?
良:普段からつけていてもおかしくないくらい、好きな香りです。
奈緒美:香りがいいのもそうですが、サンダルウッドやシダー、ムスクが入っている辺りも良くんぽいんですよね。
ー ちなみに、次点はありますか?
奈緒美:「あなたにイエスと言う」とタイトルがついた「V.H.」ですね。良くんにプレゼントして、良くんからわたしにイエスと言わせたらおもしろいかなと思ったんですが、「J.R.」がぴったりすぎて(笑)。
ー 良さんは奈緒美さんに何を選びましたか?

良:「T.J.」です。奈緒美ちゃんのお兄さんのイニシャルがちょうど「T.J.」なので、どんな香りなんだろう? というのがきっかけです。キャプション自体はあまり彼女らしいとは感じなかったけど、香りはちょっと甘めな感じ。気に入ってもらえるんじゃないかなと。
ー キャプションはどんなものですか?
良:文章はちょっと狂気じみているんですよね(笑)。「インセンスの危険性、樹脂の神秘性、微かに感じるバニラがいつでもダークサイドから戻ること可能であることを思い出させてくれる。副作用:高揚感、露出狂、カリスマ性、全能感、世界征服の感覚。症状が続くようであれば、調香師に相談してください」って。
ー 遊び心があるキャプションですね。
良:そういわれてみると、内容というよりはキャプションの雰囲気自体は奈緒美ちゃんっぽいですね。シリアスな感じが好きじゃなくて、人生楽しんでいこうよという感じ(笑)。
ー 奈緒美さんは、良さんが選んだ「T.J.」の香りはどうでしたか?

奈緒美:純粋に好みの香りでした。あとはこうやって、一緒に香りを選ぶというのがよかったですね。もし良くんがひとりでこの「T.J.」を選ぶかといわれたら、そうではなかったと思うので。
良:なるべく使って欲しいので、反応を見ながら選べたのは何より。自分があげたいものというより、彼女も好きなものを選びたいので、結果として自分の好きなものと相手が好きなものが合ってよかったです。
