PROFILE

1981年生まれ。2000年、テクストトレーディング(現フットロッカーアトモスジャパン)入社。現在は「アトモス」のクリエイティブディレクター&メンズシニアディレクターとして同ショップの運営統括やバイイングを手掛ける。
01:adidas Originals TOBACCO atmos “NENRIN”
屋久杉の年輪から着想。

フイナム:まずは、〈アディダス オリジナルス〉。名作「タバコ」ですね。

小島:今作は「アトモス」による別注モデル。「アトモス」の25周年プロジェクトにおける〈アディダス オリジナルス〉との取り組みの第一弾です。

アディダス オリジナルス「TOBACCO atmos “NENRIN”」¥18,700


フイナム:良い色合い。アレンジのポイントは?

小島:テーマは「年輪」。ロングセラーモデルの「タバコ」に、「アトモス」が紡いできた25年の歳月と、長年パートナーシップを結んできた〈アディダス オリジナルス〉と歩んできた軌跡を重ね合わせ、樹齢1000年を超える屋久島・屋久杉の年輪から着想を得たアレンジを加えました。

フイナム:インソールの年輪のグラフィックが目を引きますが、ほかの特徴は?

小島:アッパーのスリーストライプスにご注目を。グリーンのベルベット素材は、屋久島の森でよく見られる「苔」を表現したものです。


フイナム:ふむ。たしかに苔っぽい。

小島:アッパーはウォータープルーフスウェード。屋久島のような多雨で多湿な環境でも快適に履けるように、というのが裏テーマです。

フイナム:そもそも、ベースのモデルに「タバコ」を選んだ理由は?

小島:いわゆるテラス系のなかでも、「タバコ」は特に日本での人気が高いモデル。「アトモス」の25周年記念モデルを選ぶにあたって「日本らしさ」をあらためて考え、「サンバ」や「ガゼル」ではなく、あえて「タバコ」をピックアップしました。

フイナム:なるほど。25周年の記念モデルは今後もいろいろと?

小島:たくさん仕込んでいますよ。楽しみにしていてください。