せとだレモンマラソンを通じて思ったこと、感じたこと。
ランナーたちは瀬戸田を訪れ、この土地を走りながら、何を思ったのか。また、環境に配慮した大会運営についてどう感じたのか。3人に聞いてみました。
環境負荷を減らす取り組みに共感。

「この大会の参加者は、競技志向の強い人よりも、記録や順位を気にせず楽しむファンランナーが中心。自分も当初は楽しんで走ろうと思っていました。でも、いざスタートすると、『せっかく走るなら、良い結果を残したい』とスイッチが入ってしまって。女子優勝、素直に嬉しいです。瀬戸田には一昨年と去年も来ていて、人の温かさや自然の美しさに毎回感動しています。いつまでもこの自然が残ってほしいと思うから、この大会の環境負荷を減らす取り組みには共感します。一般的なマラソン大会では、給水ポイント付近に使い捨てカップが散乱していてブルーな気分になりますが、この大会ではゴミが落ちていなくて、走っていて気持ちがいいです。今年は大会開催に伴うCO2をオフセットすると聞いて、取り組みが年々進化しているのは素晴らしいと思いました。自分も普段から地道なアクションを積み重ねていきたいです」(福内櫻子)
人と自然の未来に思いを巡らすきっかけに。

「ゴールした瞬間は『走り切った…』という安堵感に包まれていたんですけど、いまは『もうちょっと頑張れたんじゃないか?』と悔しさも感じています。次はもっと練習を積んで、もっと早いタイムで完走したいです。自分はアウトドアが好きで、スポーツを絡めた旅も大好き。いわゆるスポーツツーリズムを、無意識のうちに楽しんできました。瀬戸田に来たのは初めてですが、自然の美しさはもちろん、地元の人たちの温かさが印象的で、レース中は沿道の応援にパワーをもらいました。大会の環境に対する取り組みも素晴らしいと思います。自分自身、普段からマイボトルを持ち歩いたり、なるべくゴミを出さないよう心掛けたり、意識して行動していますが、この大会に参加したことでその意識がより強まり、人と自然の未来に改めて考えるきっかけになりました」(ディーン・アイザワ)
自然の素晴らしさを再認識。環境への意識も高まった。

「最高に楽しいマラソンでした! レース中は景色の美しさと沿道の温かい応援に感動しっぱなし。走りながらずっとテンションが上っていました。エイドステーションで提供されたレモンやみかんも印象に残っています。あまりにも美味しくて、ついつい食べすぎてしまいました(笑)。この大会は環境に配慮して運営されていると事前に聞いていましたが、実際に参加してみて、マイボトルやマイカップ、カーボン・オフセット、衣類のリサイクルなど、取り組みが隅々まで徹底していることがよくわかりました。自分自身、この大会への参加を通じて、自然の素晴らしさを改めて感じたとともに、環境に対する意識がさらに高まったように思います」(ロドリー明美)
