Case02_「BZ865」を履くひと。 我妻亮さん(「そふつ」 店主)


ーこのシューズは「そふつ」でも手に入るようですね。始めたきっかけは?
10年前くらいに、祖母の法事でお坊さんが履いているのを見たんですよ。斬新でかっこいい靴履いてるなーと思って、気になって帰って「坊さん 革靴」で検索してみたらこれが出てきたんです。〈ハルタ〉ってそれまで学生用の革靴のイメージだったんですけど、おもしろそうだからお店で扱ってみたいなと思って、ブランドに連絡しました。そしたら、「この靴は50年以上展開してるけど、アパレル業界のひとに声かけられたのは初めてだ」っていわれて(笑)。そこからずっと置いてます。
ーどのような方が購入されていますか?
常連さまが多いのですが、それなり以上に服について詳しい方が手にとってらっしゃることが多いですね。なんとなく、本物志向な方が多い印象です。
田子一夢さん(会社員)


ー普段、会社に行くときは私服ですか?
そうですね。オフィスカジュアルって感じです。トップスはニットで、パンツはスラックス、シューズはきれいめな革靴を合わせてます。だから、今日みたいなシューズも合いそうだなと思います。
ー今日のコーディネートのポイントは?
コートに7部丈のパンツを合わせるスタイルがなんか昔から好きで。美術館にいるおばあちゃんをイメージしています。
ースタイリングのインスピレーションはどこから得ていますか?
ぼくは好きなアーティストやデザイナーの私服に目がいくことが多いですね。人となりありきのファッションが気になってしまいます。あとはショップのインスタグラムとか。それこそ、この〈ハルタ〉のスポックは以前、吉祥寺の「そふつ」で見たことがあって、ずっと欲しいと思っていたんです。靴下との合わせも楽しめていいですよね。
矢本亮太さん(「ビューティー&ユース」 PR)


ー今日のシューズは「ビューティー&ユース」のアイテムともマッチしそうなムードですね。
そうですね。「ビューティー&ユース」のカジュアルな感じにちょうど合いそうです。〈ハルタ〉は、結構ローファーのイメージが強くて、学生が履くイメージがあって。でもファッションに落とし込めるし、手に取りやすい価格なのに安っぽさがないのも魅力ですよね。
ー今日のコーディネートのポイントは?
シューズがきれいめなので、トップスも上質なレザーを合わせています。でも、革靴だからといってクラシックな装いにはしたくなかったので、今日みたいなコットン素材のパンツなどを穿いてバランスをとっています。