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Shopping Addict 2025 Apr. 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2025 Apr.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

青々とした空と大型連休の開放感に後押しされて、ついついポチってしまった...。という方、それが正解です。今月のアイテムは、カラー、素材ともにより一層春らしくなってます。

石井陽介
山本博史
脇山修平
加藤誓也
須藤結理
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石井陽介

ひとりくない。

中村佳穂さんのピアノソロライブがとにかく素晴らしかった。五線譜の上を自由奔放に歌い遊ぶ彼女の姿に心がスウィングしましくり! 最初から最後までドキドキワクワクしっぱなし! ほんと楽しそうにピアノを弾くんだよなあ。それはそうと中村佳穂さんって『四月は君の嘘』の宮園かをりに似ていませんか? 雰囲気とか。そんなことをやんわり思った四月の末日。

KAPTAIN SUNSHINE

キャプテン サンシャインのベストとショーツ

リネンの理念。

春夏といったらリネンクロスの出番なわけですが、このリネンクロスがもっとも生きるのがサファリやハンティングといったフィールドウェアだと個人的には思っていて。通気性・吸湿性に優れるといった点はもちろん、タフで汚れにくいといった特徴もフィールドスポーツに最適だし、なにより植物繊維ならではの風合いがフィールドウェアと相性抜群なのです。この手のアイテムの名手といえば〈キャプテン サンシャイン〉。写真のベストとショーツは、細番手の先染めリネン糸をゆっくり織り上げたリネンクロスを使っており、軽やかな仕上がりと味わい深い色味が特徴。上流階級が嗜むフィールドスポーツの”品格”をそれとなく演出しています。
ベスト¥44,000、ショーツ¥53,900

キャプテン サンシャイン
Instagram:@kaptainsunshine
kaptainsunshine.com

ÈL

エルのジャケット

最近のダック事情。

長いことアメカジを見てきましたが、ダック生地のワークジャケットがこれほどまでに持てはやされたことって、いままでなかったように思います。世はまさに”ダック・バブル”と言っていいでしょう。あの定番ブランドを筆頭に、ストリートブランドからラグジュアリーブランドまで選択肢は様々ありますが、デザイン、品質、着心地、価格の4つの観点から総合的にみて、個人的にいちばんグッときたのは〈エル〉の1着です。オーガニックコットンを使用したダック生地に風合い豊かなヴインテージ加工、肩のラインに沿った丸みのあるラグランスリーブなど、ファッションとして適切な処理が施されていて、日常着として非常に具合が良い。ガチモンの古着と両刀使いで着分ける予定です。
¥59,400

レショップ 青山店
03-5413-4714
lechoppe.jp

AiE

エーアイイーのレースシャツ

レースを色ち買い!

メンズのレースシャツっていうと、妙にいやらしかったり、もしくはナードなものがほとんどだけど、この〈エーアイイー〉のレースシャツは別。繊細過ぎないレースの模様と、リラックス感のあるオープンカラーにより、どこかエキゾチックな雰囲気が漂います。個人的にはタイパンツやサルエルパンツなんかと土臭く合わせたいなと。フロントとバックに施したギャザーにより、さもレースカーテンのドレープのように見えるのもおもしろい。このレースシャツなら自分でも似合いそうというわけで、迷わず2色買いしました。
各¥28,600

ネペンテス
03-3400-7227
www.nepenthes.co.jp

BOW WOW

バウワウのスニーカー

語れる白スニーカー。

ぱっと見はなんてことのない真っ白なキャンバススニーカーですが、その裏に潜んだストーリーを知れば、このスニーカーが“なんてことある”1足だと気づかされます。ヴィンテージをリファレンスに、再現度の高いプロダクトを展開する〈バウワウ〉がはじめて手掛けたオリジナルスニーカーは、アメリカ軍に納入していたトレーニングシューズ、通称“アーミーコンバース”を忠実に復刻したもの。生成りがかったキャンバスの色味や、ソールの継ぎ目に残った接着剤の跡、コットンのシューレース、ヒールカウンター内側のミルスペックなど、細部に至るまで妥協せずつくり込まれた1足なのです。しかもそれだけにとどまらず、スニーカーの箱は80年代の〈コンバース〉で使われていた“銀箱”をオマージュしていて、擦れた様までも表現するというこだわりっぷり。生産する工場も、これらのモノづくりの物語と符合した工場を選択しています。スニーカーには背景や蘊蓄など何かと語れるものを求めがちですが、このスニーカーは紛れもなく語れるスニーカーです。
¥22,000

C-30
Instagram:@c30_tokyo
c30-bowwow.com

山本博史

まさかの「ADDAS」。

〈アディダス〉の本社に行ってきました。場所はドイツのヘルツォーゲンアウラハという小さな街。ちなみに〈アディダス〉の製品で「HZO」と明記されているのは、この街を意味します。そこで判明したのが、設立当初の社名が「ADDAS(3文字目に「I」が無い)」だったという嘘のような本当のお話し。まじでビックリ。

adidas

アディダスのランニングシューズ

超快適・ジョグシューズ。

近頃、〈アディダス〉がいい。かつての厚底ムーブメントに乗り遅れたと思いきや、切り替えてからの勢いがとにかく凄まじい。独自の5本指カーボンもさることながら、規格外のモデルも世に送り出し、今や厚底ムーブメントを牽引する存在にまで上り詰めています。そんな〈アディダス〉のなかでもコンフォータブルな履き心地に定評のあるモデルが、この「スーパーノヴァ ライズ 2」です。ミッドソールには軽量かつ心地よいクッショニングを備えたスーパーフォーム「Dreamstrike+」を合わせ、スムーズな足運びを促すサポートロッドを搭載。サイドイッチ構造のメッシュアッパーにより、優れた透湿性も確保しています。近年のランニングシーンをリードする〈アディダス〉による、超快適なジョギングシューズ。街履きもいとわない絶妙なカラーリングも含め、ぼく好みな一品です。
¥15,400

アディダスお客様窓口
0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
オンラインストア

THE NORTH FACE

ザ・ノース・フェイスのトレイルランニングパック

驚きの150g! でも、こだわり満載。

ここ数年、毎年お邪魔していたトレイルランニングレース「Mt.FUJI 100」。日本最高峰のレースだけあって、国内外から多くの選手、サポーターが足を運び、年齢層やスタイル、ブランドの隆盛など、シーンの現在地を知るには絶好の機会だったんですが、今年は出張が重なり参加を断念。そんなビッグレースをがっつりサポートしている〈ザ・ノース・フェイス〉より、新たにリリースされたパックが「HST ヒューム6」です。容量はショートからミドルレンジまでサポートする6Lとなり、背面には優れた通気性と高い保水性を誇るモノメッシュを採用。その他にもフロントの2段スリットポケットやマグネット式のチェストストラップ、アクセスしやすい背面下部のストレッチポケットなど、重量約150gとは思えないほどこだわりは満載。なによりもかねてから親交のあるタッシーが企画しているというのも、嬉しいポイント。タッシーがこだわり抜いた渾身の逸品を、ぜひフィールドで体感してみたいです。
¥23,100

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560
www.goldwin.co.jp/store

VOTED

ヴォテッドのソックス

ジャカルタからの刺客。

走るうえで最も繊細に選ぶべきものは、意外とソックスなのかもしれない。ブランドによってシューズのサイジングは微妙に異なるし、長い距離を走るとなると足当たりの有無で快適性が大きく変わってくる。デザインや丈感だってスタイルを左右するため、モチベーションに少なからず影響を及ぼします。そんななか新たにテストしているのが、インドネシア・ジャカルタ生まれのソックスブランド〈VOTED〉の品。インドネシア? しかも、ジャカルタ? さっぱりランニングのイメージは湧いてこないんですが、ブランドのインスタグラムを拝見すると、とにかくスタイリッシュ。絶妙な丈感やグラフィックの配置場所もユニークなんだけど、パフォーマンスソックスとしての吸湿速乾性、伸縮性、耐久性も健在。ジャカルタならではの美意識とこだわりを垣間見られるニュージェネレーション。いずれ、ととけんを拠点になにかできればなと思っています。
価格未定

VOTED Socks
votedofficial.co
Instagram:@votedofficial

CRAFT

クラフトのトレイルランニングシューズ

北欧の新鋭による新感覚シューズ。

近年のトレイルランニングシューズにおけるトレンドの1つ挙げられるのが、ロードとトレイルを兼用できるタイプです。ストレートに「Road to Trail」と言うブランドもあれば、ロードバイクの流れに沿って「グラベル」と称するところもあります。今シーズンより日本本格上陸を果たした〈クラフト〉では、前者である「Road to Trail」と称したモデルをラインナップ。なかでも長距離対応モデルが、こちらの「ノルディック ウルトラ 2」になります。ミッドソールには超臨界技術を駆使した軽量なCr Foam™を採用し、オンロード・オフロードどちらにも機能する耐摩耗性に優れたハイパーグリップアウトソールをプラス。踏み込んだ瞬間の心地よいクッション性と優れた反発性を兼ね備え、あらゆるフィールドを軽やかに駆け抜けることができます。それでいて北欧ブランドならではの、スタイリッシュなルックスも魅力的。デザインも機能も、場所を選ばない新感覚シューズ。ひと足お先にチョイスしてみてはいかがでしょう。
¥28,600

CRAFT
www.craftsports.jp

脇山修平

餃子。

つい先日、宇都宮まではじめてぶらり餃子ツアーに行ってきました。全部で10店舗ぐらい食べたのですが、「ぎょうざの笑平」か「正嗣」がベストでした。特に前者は並んでいないのも◎。変わり種では、「香蘭」の西口店限定のタンタンスープ餃子がダントツでした!

Caledoor

カレドアーのアウター

いつでも着るやつ。

年がら年中目に見える場所にかけておく服。たぶん、それはこういう服だと思うんです。生地にストレッチ性と撥水性のある20デニールのナイロンを使用していて、軽くて、薄くて、さっと羽織れる。全体的に丸みのあるつくりになっているので、ふんわりと肌に沿う感覚なのです。ブランドは〈カレドアー〉。ここ最近、ハマっています。そういえば少し前の出張にここの水色のパンツを履いて行ったら、ヘアメイクのスタッフと丸かぶりで笑いました。色違いで持って来ていたようで、やはり好きなひとにはたまらないよさがあると確信したのです。そうそう、パッカブルのアイテムが多いのですが、これももちろんパッカブル。持っているキャップまでパッカブルだったりして、そういう驚きもまたおもしろいのです。
各¥38,500

カレドアー
caledoor.jp

ROSEROMPSTUDIO

ローズロンプスタジオのジャケット

1万歩ぐらいのアウター。

1日の歩数はだいたい1万歩いくかいかないか。iPhone 4sでスマホを持つようになってから、割とチェックするようになりました。あれがなかなかおもしろくて、今日は歩いたな、なんて日はつい見ちゃいます。だいたいですが、多い日は2万歩くらい。これだけ歩くと結構疲れます。特に暑い日なんかは汗がダラダラです。なので、そのくらい歩くのはいまの季節ぐらいまでであってほしいと願っています。でも、楽しくなるとつい歩いちゃうんですよね。ひとと話したり、ただただ目的地を目指したり。そんなタイのさなかで見つけたのがこれです。タグに記載がないのですが、おそらくコットンポリと思われるこのアウター。ワーク的なデザインなのに薄い感じでいまの季節につい手に取ってしまう1着です。
฿1,950

ROSEROMPSTUDIO
Instagram:@roserompstudio

KODANGS

コダンのショーツ

地球ショーツ。

肌が荒れやすいので、肌に触れるものはつい天然素材を選びがちです。でもここ数年は、積極的に化繊も選ぶようになりました。特に選ぶのはナイロンショーツ。すでに何着も持っていて履くカラーも決まっているのに、珍しい謎カラーを見るとつい欲しくなってしまいます。これはタイで見つけたもの。豊富な色展開があったのですが、そのなかでもかなり渋めな色合いでした。独特に濁った薄い色はアース、地球ってことです。服のカラーって、名付けが自由でおもしろいですよね。全体的になんだかポップな雰囲気が漂うのは、タグやこまかなディテールによるものなのかなと。そうそう、このブランドはバッグも使い勝手がよさそうでかわいかったのです。おすすめ!
฿690

KODANGS
Instagram:@kodangs

MAHANAKON

マハナコンのTシャツ

パッタイ!

スーベニアグッズってなんでこんなに惹かれるのでしょうか。この前なんて、普通のお店でも気づいたらスーベニアは無いかと探していました。特に雑に置かれている感じにグッときます。あと、地名とかちょっとよくわからないムードがあると最高です。これはタイのスーパーで見つけました。〈マハナコン〉というブランドで、もう名前からしてタイって感じです。タイ的な柄の服もあるようなのですが、タイの代表的なフードをイラストにしたボックス入りのTシャツが好き。ちょっとトボけたムードがよいのです。ちなみにこのブランド、帰りの空港でも見かけたんですが、調べたところタイ最大の免税店チェーン「KingPower」のオリジナルブランドなのだとか。このセンス、日本にも欲しいものです。
฿790

MAHANAKON
Instagram:@mahanakhon_brand

加藤誓也

Jリーグ。

先日、久々にサッカー観戦に行きました。場所は自宅から一番近い「Uvance とどろきスタジアム」。川崎フロンターレのホームスタジアムです。その日は東京ベルディとの一戦だったのですが、驚くことにチケットは全席完売。どうにかキャンセル待ちをして自由席で観ることができたのですが、昨今のサッカー人気の高さをしみじみと感じました。来年はW杯、日本代表はどの国よりも早く本戦出場を決めただけあって、期待が高まりますね。

UNTRACE

アントレースのスエットセットアップ

ワンランク上のスエット。

安心感のあるヘビーなオンスながら、軽やかな着心地が癖になる〈アントレース〉のジップアップフーディとパンツ。素材特有の上品な発色とこだわりのディティールが各所に散りばめられた、まさにワンランク上のスエットセットアップです。現代のストリートにもマッチするオーバーサイズというのも魅力的で、オン、オフを問わずにガシガシ着用できる優れもの。少し遡ると、スエットは家で着るもの、もしくはちょっとそこまでなんてときに着るものだというイメージがありましたが、いまではファッションアイテムとしても広く認知されているので、クローゼットにあると非常に便利ですよね。強度を高める透明のテープが縫い目に沿って配されているので、良い状態を保ったまま長く着られるのも嬉しいポイント。
フーディ ¥26,400、パンツ ¥39,600

UNTRACE
untrace.shop

CHASSE

チェイスのパンツ

ぎゅっと絞って。

継続的にリリースされているブランドの定番的なアイテム、その名も「Spider Pant」。特筆すべきはワイドストレートからブーツカットまで、自在にシルエットを調整できるところです。裾にコードが搭載されているパンツはよく見かけるし、実際自分もよく好んで穿いています。ですが、さすがは〈チェイス〉。豊富な知識と型にとらわれない豊かな発想を武器に、良い意味で一癖も二癖もあるデザインを得意としているだけあって、本作は膝裏をギュッと絞れる設計が採用されているのです。それに加えて、素材はハリのある強撥水。雨の日のスタメンはこれで決まりですね。コーディネートに幅をもたらしてくれる気の利いた1本は、ゲットしておいて損は無し。
¥36,300

CHASSE
chase-2022.com

LQQK Studio

ルックスタジオのTシャツ

ルックスタジオといえば。

アメリカはニューヨーク、ブルックリン。世界を代表するストリートブランドが店舗を構えるエリアで〈ルックスタジオ〉は誕生しました。大人でも着られるクールなものから主役級の存在感を放つものまで幅広く手がけ、足し引きの絶妙なバランス感覚を魅せる同ブランドからピックアップしたのは、ど直球的なデザインを纏った1枚のTシャツ。拠点となるスタジオの住所を背面に大きく落とし込んだ「address tee」はこれまでにも定期的にリリースされてきた“〈ルックスタジオ〉といえば”なプロダクトで、今回はホワイトのボディになんとも言えないグリーンのプリントを採用しています。Tシャツの季節はもうすぐそこまでやってきているので、これを機に買い足しておくのが吉。
¥9,900

DOMICILE TOKYO
03-6447-1068

Gramicci & KEEN

グラミチ & キーンのシューズ

飽きのこない万能シューズ。

サンダルとハイキングシューズを融合した〈キーン〉のハイブリッドフットウェア「NEWPORT RETRO」が特別仕様になって登場しました。こちらは、先日日本国内初となる旗艦店を原宿にオープンさせた〈グラミチ〉とのコラボレーションモデルなのですが、科学物質を一切使用せず、素材にはこの地球上でもっともサスティナブルな素材のひとつであるヘンプを採用しているのが最大の特徴。ただ環境に優しいというだけでなく、優れた吸湿発散性が常にドライな履き心地を提供し、アウトドアフィールドでの着用を可能にする確かな耐久性も備えられています。幅広いシーンで活躍必至の同モデルは22.5〜30cmまで豊富に用意されているので、男性陣のみならず、女性陣も要チェックです。
¥16,500

Gramicci Harajuku
03-3101-0210

須藤結理

じゃないほうカレー。

こんな連載をやっているのも、端っこを見がちな性格が起因しているわけですが、カレーもそう。最近ロイホと松屋のカレーが好きです。ロイホは「ビーフジャワカレー」という10種のスパイスを使ったカレーがいい。飛んじゃう。松屋は「ごろごろ野菜カレー」がうまくて、シンプルだけど野菜が素揚げされてていい。アディクトで紹介したいぐらいですが、いろんな大人の事情があるので、テキストで失礼します。

Barbour

バブアーのジャケット

わたしの春バブ。

〈バブアー〉はオイルドだけにあらず。春に向けた軽いジャケットが調子よさそうです。写真左は「Heritage +」というラインのアイテムで、ミリタリーやワークウェアのマスターピースにブランドらしい切り口を取り入れたコレクション。今作は「ビデイル」をベースにしていて、洗いざらしのコットン生地のような絶妙な風合いで仕上げています。個人的にはチンストラップを留めて、袖をくしゃっとまくって着たい。素材のおかげで適当に着るのがかっこよさそうです。写真右は、ナイロン素材でつくられた軽アウター。適度にとろみがあるから風を孕むとかっこよく、これまた適当に着るのに適しています。スラックスにもデニムにもワークパンツとも相性がいい、一着あると困らないやつ。わたしの春バブはこれで決まり。
写真左:¥73,700、写真右:参考商品

バブアー ルミネ新宿店
03-6380-9170

FOLL

フォルのメッセンジャーバッグ

スモーキーでソフトなメッセンジャー。

ありそうでなくて、あったらいい。〈フォル〉はそんなアイテムをつくるのが上手だと毎シーズン思うわけですが、今期で言えばこのメッセンジャーバッグ。重めのキャンバス地はよくありますが、デザイナー平沢さんの服になじむ形でつくりたいという思いからこんな上品な逸品ができあがりました。素材は、山羊革のスウェードを職人の手作業で柔らかくなるまで揉み込んだというオリジナル素材。いいムラ感は独特の表情につながっています。設計も工夫されていて、底面と側面は芯地を入れつつ、フラップやベルトの芯地はあえて抜いています。これにより、身体のアウトラインになじむのです。スモーキーブラウン1色展開というのも強気でなにより。古着にも新品にも、カジュアルにもフォーマルにも合う、なんてことない佇まいの万能選手です。
¥59,400

UNFOLLOW TOKYO
03-3486-0906
Instagram:@unfollow.jp

NICENESS

ナイスネスのグルカショーツ

ノンシャランなグルカ。

数多のブランドが古着をモチーフに現代風にアップデートをするけれど、そのアップデートの振り幅はまちまち。そのなかでも振り幅といい方向性といい、〈ナイスネス〉は個人的なツボです。これはイギリスのグルカショーツをリファレンスにしつつ、生地はシルクのチェックに。インドのバンガロール地方の養蚕から採取された繭から、機械紡ぎで細く紡がれた絹糸を採用しています。多色の先染めを丁寧に織り上げていて、さらに洗いをかけているから、ブランドの言葉を借りると “鈍い光沢感” が出ています。普通のグルカであれば無骨になるところを、生地の変更によって180度印象をかえて全く新しいものに。主役級のショーツだからトップスは極力シンプルにして履きたいところ。やはり〈ナイスネス〉の服づくりのプロセスが好きです。
¥74,800

イーライト
03-6712-7034
hs@elight.jp
www.elight.jp

STUDIO NICHOLSON

スタジオ ニコルソンのデッキシューズ

デイリーなデッキ。

デッキシューズを元にしながらも、ぽってりチャンキーなフォルムが特徴の一足。〈スタジオ ニコルソン〉の新作「Guston」です。上質なイタリアンカーフレザーを使用しつつ、「Vibram」のトレッドアウトソールで歩きやすく実用性もあります。ラフにカットされたシューレースは、全体にいい抜け感をもたらしています。レザーシューズは履きはじめは固くて足が擦れがちですが、足になじむラストだから快適なフィット感。大事な日にだけ、ではなく気づけば毎日履いてしまうデッキシューズなんです。ここのところ同ブランドのバッグやシューズは、アパレルのサブとしてではなく、もはや1つの独立したラインとして華々しくアイテムづくりをしています。引き続きこの動向を追っていくことにしましょう。
¥121,000

スタジオ ニコルソン 青山
03-6450-5773
studionicholsonjapanstore.myshopify.com

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