変わっていく表現の視点、創作の価値。
ジェリーさんは自分の言葉を持ち、時代を捉える鋭い目を持つクリエイター。そんな彼が最近、あえて「絵をどんどん下手にしていく」という道を選んでいます。理由は「うまい絵を頑張って描いても、あまり意味がない」と感じるようになったから。
「いまはどれが人が描いて、どれがAIなのかもわからないくらい、いろんなものが氾濫しているじゃない。そういうものをたくさん見ているうちに、うまいとか、センスがいいということだけに、心が動かなくなっちゃってね」

この考えから「コンピューターが描けないくらい下手に」「コンピューターが絶対思いつかないくだらない組み合わせ」を追求するようになったと言います。また、「つくっている人が、どれだけ面白い人か」という点も重要視するように。
「人間的に面白いひとのモノのほうが、いいと思うんだよね。そのひとがつくっているものを買いたいと思うじゃない。その絵が、仮にAIよりも下手でもさ、ひとが魅力的だったらファンになりたいからね。そういう意味では、〈コロンビア〉もおもしろいひとが多いから、好きなブランドなんだと思う」
技術はベースとしてありながら、人間らしい温かみやオリジナリティを大切にする。AIやデジタルツールが発達した現代だからこそ、あえて「人間にしかできない表現」を追求する。これはジェリーさんの創作における強いメッセージであるし、フィールドテストを繰り返し、ひとの手と思いを加え商品を開発する〈コロンビア〉が追い求めるビジョンともリンクするものです。


山麓での生活を、信頼を寄せる〈コロンビア〉の「シャンダル」が支えることで、自然の中にいるときと日常の境界線がふっと溶けていく。
「また来てね」と見送ってくれたジェリーさんの笑顔と、その足元。どちらも初夏の八ヶ岳の風景にすっかり馴染んでいて、とっても素敵でした。

上から順に〈コロンビア〉スライブ リバイブ シャンダル ¥13,970、ピークフリーク ラッシュ
シャンダル ¥14,300(すべてコロンビアスポーツウェアジャパン)
スニーカーとサンダルの要素を併せ持ったアウトドアシャンダル。通気性のあるメッシュとシンセティックレザーのコンビアッパー、すばやくフィット感を調整できるクイックレース、さまざまな状態の地形に対応できるアウトソールを兼ね備えている。昨年登場した「スライブ
リバイブ シャンダル」は、トレイルシューズにも搭載している〈コロンビア〉最高峰のクッショニングを誇るミッドソール“テックライトプラッシュ”を採用。素足着用が向いている今年の新作「ピークフリーク ラッシュ
シャンダル」は、高いクッション性と安定性、推進力を発揮するフットウェアシステム”オムニマックス”により、ソールの機能性を向上している。