なかなか巡り合えないロング丈のハンティングパーカ。カモ柄をよーくご覧ください。

獲物から身を隠しつつ、雨風をしのぎ銃弾を収納する。

ハンターにとって必要不可欠なスペックを形にしたのがハンティングものだと思っていましたが、こんな変化球もあるんですね。

しかもカーブやフォークといった球種ではなく、いうなればナックルボール。目を凝らせば凝らすほど、考えれば考えるほど、肩透かしを喰らいます。

ダックカモパターンのゴアテックスパーカをロングにアレンジした珍品といえばそれまでなんですが、アメリカの老舗ブランド〈ボブ アレン（bob allen）〉が80年代に手がけたものと聞くと一気に興味をそそられます。

軽快な動きを求めるフォールドであれば、この丈感は邪魔だと思うんですよね、正直。

しかし、タウンユースという点で考えればモッズコートのようなシルエットと、落ち着いたカラーリングはモダンでファッショナブル。ゴアテックスを用いているので、機能面も申し分ないでしょう。

あと、よーく見ると愛らしいカモやカメの姿があちらこちらに。

こういう遊び心も古着の魅力だと思うんですよね。