デニム界の魔術師と謳われたマリテ＋フランソワ ジルボー。極太ズドンの一本は圧巻です！

ジーンズメーカーといえば古今東西いくつもありますが、異色中の異色といえば〈マリテ＋フランソワ ジルボー〉でしょう。

1960年代、もともとアメリカのワーカーたちの服だったジーンズをヨーロッパに持ち込み、ファッションとしての普及に大きく貢献。実は加工の定番中の定番、ストーンウォッシュも〈マリテ＋フランソワ ジルボー〉が先駆けといわれ、いい意味でアクのある実験的なデザインが根強い人気を誇りました。

フイナム読者の中には東京・代官山駅すぐのところにあったショップを覚えている方も多いと思います。一時期はパリでショーを行うまでに成長しましたが、2013年惜しくもブランドはクローズすることに。

近年、そんな〈マリテ＋フランソワ ジルボー〉が古着の市場に出回りはじめています。こちらは90年代の一本で、ペインターパンツをイメージした “極太ズドン” のシルエット。このブランドにしてはデザインが控え目で、ストリートライクな格好にハマること間違いありません。ぜひぜひこの機会に往年のブランドの素晴らしさを確かめてみて。