SELECTOR

#01 小牟田 亮(編集長)

黒と白な気分です。
巷では今季はベージュやらオリーブやらがキているらしいですが、こっちからするとその両色は、何年も前からずっと気分なわけで。逆に?今はモノトーンなアイテムが気になっている今日この頃でして、白黒をヒップの答えとさせていただきます。

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01
UNUSED
アンユーズドのレザーライダースジャケット

男スイッチの入る一着。 世の中の男には2種類しかいない。すなわち、革ジャンが似合う男と似合わない男だ、というのは、まったくもって大げさな話ですが、自分は後者であることは間違いなく。というのも、メガネをかければリアルのび太のような風体をしている自分にとって、革ジャンとは遠い憧れの存在。でも、だからこそずっと気になるアイテムでもあるのです。そんな自分がイメージするのは、若かりし頃のエルヴィス・コステロ。黒セルのメガネをかけて、若干ナードなルックスながら、パンクな雰囲気を漂わせていたあの感じです。実際に革ジャン着ていたかどうかはさておき、あんな風に着こなせたらなと思うわけです。そうなると、シンプルでスマートなシングルよりもどうしたってダブルの方が理想に近いわけで、今回選んだ〈アンユーズド〉の一着はかなりドンでピシャなのです。トラディショナルな革ジャンのデザインに敬意を払いつつも、襟周りや袖あたりに小気味のいいアレンジを加えるセンス、そして極めて上質なレザー使い、絶品です。ビッタビタで着たいですね、下はロンT一枚で。
¥145,000+TAX

お問い合わせ先:BEAMS 電話:03-3780-5500
www.unused.jp

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02
adidas Originals by HYKE
アディダス オリジナルス バイ ハイクのスニーカー

そこはかとなく漂う品性。 〈アディダス オリジナルス〉の「スタンスミス」が復活して早1年半。コラボレーションを含めると、とにかく様々なバリエーションが登場し、なにかしらのモデルを手に入れた方も多いかと思います。自分はというと、その発売当初からの喧騒を物陰からこっそり見ているだけで、実際の購入には至らず。ブーム?がちょっと落ち着いてから、なにかいいモデルがあれば買おうかなという、何様?なスタンスをとってきました。そんな自分の心を打ち抜いたのが〈ハイク〉とのコラボレーションモデルでした。先シーズンの初お目見えのときにも、その上品すぎるルックスにかなり心を動かされたのですが、そこでもステイ。。というのも、真っ白の「ハイレット」をすでに一足持っていたわけで、どうにも踏み切れませんでした。が、今季はなんと_新色の黒が出ているではありませんか!? スニーカーに関しては真っ黒か真っ白がマイブームなわけで、もう陥落寸前です。。
¥19,000+TAX

お問い合わせ先:アディダスグループお客様窓口 電話:0570-033-033(土日祝を除く9:30~18:00)
www.hyke.jp/aobyhyke

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03
BUENA VISTA × BOINAS ELOSEGUI
ブエナビスタ × ボイナス・エロセギのバスク帽

ようやく本物にたどり着きました。 年間300日ぐらいは被り物を利用している自分ですが、ここ数年ベレー帽の出番が急激に増えています。何年か前に購入した〈N.ハリウッド〉の一品が素晴らしく自分にフィットしまして、それ以来自分に似合うベレー帽を探し回る毎日です。というのも、ベレー帽ってそこまで流行っているものでもないので、出回っているもの自体もかなり限られているわけでして。そんなある日、元プロサッカー選手、現〈ブエナビスタ〉デザイナーの石塚さんにインタビューした際、その頭上に輝くバスク帽なる一品を発見しまったわけです。なんでも、ベレー帽の起源となるものであり、現在もスペインのバスク地方で作られている由緒正しいブツとのこと。いざかぶってみると、かなりゴワゴワしていて、なんとも育てがいのある感じ。今風にモダナイズされたものもよいですが、こうした本家本元(150年以上の歴史があるメーカー「ボイナス・エロセギ」で作られています)のものはやっぱり気持ちがいいですね。サイズ違いで3種類あるのですが、自分は恐る恐る一番小さいサイズをオーダー。現地の本物な方は、一番大きなサイズをベロっと頭の片側に垂らしながらかぶるそうです。
右上&左下¥10,000+TAX、右下¥11,000+TAX

お問い合わせ先:B印 YOSHIDA 代官山 電話:03-5428-5951
http://www.buenavista-vivalavida.com/

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04
WISM ORIGINAL JEANS Made by STABILIZER GNZのデニムパンツ
ウィズム オリジナルジーンズ メイド バイ スタビライザージーンズのデニムパンツ

待望の新作が登場です。 履いているだけで身が引き締まる、でおなじみ〈スタビライザージーンズ〉のデニムパンツ。わたくし、デザイナー矢實氏のストロングなデニム感に惚れ込んで、最近履くデニムは〈スタビライザージーンズ〉のインラインと、「WISM」と共作したオリジナルジーンズ「W-01」のみです。「W-01」の話はこちらに詳しいのでご一読いただくとして、その続編となる「W-02」がついにリリースされました。「W-01」といくつか異なる点があるのですが、まず生地。前作がストレッチ入りだったのに対して、今回はインラインと同じ綿100%で、13オンスの生地。横_糸にクレーを入れたちょっとまろみのある色味です。さらにシルエットはいわゆるシューカットといわれる形で、ブーツカットの裾が広がり始める直前にカットしたかのような、絶妙な塩梅。これでハイカットスニーカーにもだぶつきなく綺麗に合わせられます。自分のようなチビッ子のために?レングスも2サイズあるそうです。これで普通のストレートパンツにならずにすみます!
¥16,000+TAX

お問い合わせ先:ウィズム 電話:03-6418-5034