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#03 中田 潤(編集部)
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01
REPRODUCTION OF FOUND
リプロダクション オブ ファウンドのブリティッシュミリタリートレーナー
2016年の最右翼。
ヤバいスニーカーに出会ってしまいました。その名は〈リプロダクション オブ ファウンド〉。「見つけ出す」+「再現する」をコンセプトに、2016SSよりスタートするシューズブランドで、なかでも「ミリタリートレーナーシリーズ」が秀逸。原宿の名店で腕を磨いたミリタリーに造詣の深いスタッフが発掘してきた、フランス、イギリス、ドイツ、カナダなどのミリタリーシューズを復刻。しかも単なる復刻ではなく、製造を手がけるのは50~70年代に数多くの軍用トレーニングシューズを生産していたスロバキアのファクトリーで、丁寧にハンドメイドでつくっているところにあります。また仕様もオリジナルに忠実ながら素材などを今のファッションシーンに合うようにセレクトするなど、あくまで現代的に再現。で、個人的に気に入ったのがこの「ブリティッシュミリタリートレーナー」。90年代にかけてイギリス軍のトレーニングシューズとして採用されていたもので、軍パンはもちろん、ジーンズやチノ、スラックスなど、何にでも合わせられる汎用性の高さは群を抜いてます。ロゴやタグなどに品名や国名、年代を記載するなどデザインソースを明記しているところが、スニーカーフリークの心を揺さぶるはず。全4色展開でオリジナルカラーのベージュもあり。発売は来年。待ちきれません!
各¥18,000+tax
お問い合わせ先:EYE FOUND 03-6434-7418
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02
montrail
モントレイルのフェニックス
トレランデビューにつき。
先日、上越国際スキー場で開催されたトレイルマラソン大会に行ってきました。土砂降りの雨の中、約27kmをほぼノンストップでラン。走り終えて感じたこと、それはウェア選びよりもシューズ選びがとても大切だということでした。今回のような悪天候の場合、基本地面はぬかるみだらけなので、ロード用のシューズでは足の踏ん張りが利かず転倒必至。やはり凹凸のあるアウトソールが一番だなと感じました。そこで気になったのが、〈モントレイル〉の「Phoenix」。ご存知〈ノンネイティブ〉がリリースしている別注モデルのオリジナル版です。元々、2005年に欧州市場に向け発表されたモデルで、機能・デザイン共に高い評価を受け、トレイルランニングシューズとして「最高峰」とも言われた名品。これは、そのアップデート版で、ブランド初のMADE IN JAPANモデル。スウェードとメッシュの軽量コンビネーションアッパーに、シャープなフォルムとアグレッシブなアウトソールを取り入れた1足は、今後のトレイルはもちろん、街履きとしても高い威力を発揮してくれそう。
各¥16,000+tax
お問い合わせ先:コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-821
www.montrail.jp
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03
PUMA
プーマのスウェード
男なら黙ってスウェード。
1968年の誕生以来、〈プーマ〉を代表するシューズとして不動の地位を築いてきた「スウェード」。80年代、ビースティ・ボーイズやスケーターのスコット・ボーンをはじめ、アメリカのストリートカルチャーに多大な影響を与えた人たちが愛用し大ブレイク。もちろんアメリカだけじゃなく、イギリスではユーゴスラビア製など基本的に同じスペックの「ステイツ」というモデル名で人気を博したのは有名な話です。90年代に日本で巻き起こったスニーカーブーム。ハイテクスニーカーが台頭する一方で、いわゆるデッドストックや限定モデルといったよりレア度の高いアイテムにも注目が集めるようになり、「スウェード」は94年に展開がスタート。ビースティ・ボーイズ効果もあってプレミアが付いていました、懐かしいですね。他のブランドにも名作と呼ばれるスニーカーはたくさんありますが、音楽とファッションシーンの双方から影響を与えたシューズは、「スウェード」を除いて他にない(はず)。毎日履くわけではないけれど、常に引き出しの一番手前に並んでいる、マイベストスニーカーです。
各 ¥8,500+tax
お問い合わせ先:プーマ お客様サービス 0120-125-150
www.puma.jp
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04
CONVERSE
コンバースのスエード オールスター ブーツ NS Z SHIN-HI
いい意味でコンバースらしくないのがいい。
春はシャツ、夏はTシャツ、秋にはニット、冬ならコート。トップスだったら季節感のあるアイテムがなんとなく思い浮かびますが、冬らしい靴って何? と聞かれてもパッと出てきません。ただ、形こそ特定できないけどスウェードの靴は秋冬らしい気がします。で、ちょっと履いてみたいと思ったのが〈コンバース〉のブーツタイプのオールスター。サイドゴアブーツがやたらと注目を集める今シーズンですが、これも言わば同じ系統。サイドにジップが付いているから脱ぎ履きが楽チンだし、あんまり他の人とかぶらなそうなのと、合わせるパンツを選ばないブラックとベージュのカラーリングもいい。〈コンバース〉でそんなモデルあったんだ! とツッコまれるのが目に浮かびます。ブーツとスニーカーの要素をうまくミックスしたような一足。密かに名作になる予感がプンプンしてます、はい。
各¥10,000+tax
お問い合わせ先: コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217
www.converse.co.jp