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#04 小林真理(編集部)

シックで上品、これ最低条件。
「スニーカー+ボトム」という下半身がその人の洋服の印象やテイストを左右すると最近実感しました。こうやって並べてみると、ちょっと上品寄りの保守的なテイストが多いかもしれません。

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01
NIKE SPORTSWEAR
ナイキ スポーツウェアのエア ハラチ ユーティリティ

海外旅行のお供に。 ランニングシューズをデイリーユースとして取り入れるというのは、今や当たり前の昨今ですが、本気でランニングシューズとしても、ライフスタイルシューズとしても使えるものというと、その選択肢は絞られてきます。求めるのはやはり、機能性とデザイン性を高次元で兼ね備えていること。初代「エア ハラチ」は、ライトグリーン、ブルーというポップなカラーリングが印象的だったわけですが、シックなカラーリングの「エア ハラチ ユーティリティ」は合わせる服を選ばないスニーカーの見本です。「エア ハラチ」シリーズ特有の類いまれなフィット感と高いクッション性はランニングにももってこい。旅行先での走りたい欲、歩きたい欲をこれ一足で充足してくれる頼れるやつです。シリーズを通して、形を少しずつ変えながらも愛され続ける理由、わかるような気がします。
¥13,000+tax

お問い合わせ先:NIKE カスタマーサービス 0120-6453-77

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02
Reebok CLASSIC
リーボック クラシックのベンチレーター ST

変わらない安心感。 ゆっくりと、しかし着実にスニーカー界でその存在感を高めてきているリーボック クラシック。こちらは往年の名モデル「ベンチレーター」のデザインそのままに、ワントーンカラーで染め上げています。アッパーのレザー×スエード×ナイロンという組み合わせによる、そこはかとないクラシックな雰囲気がぐっときます。いい塩梅のフィット感と重量感を感じるはき心地は、例えるならば、衣類における「メイドイン U.S.A.」が持つラフさといったところでしょうか。奇をてらわないという、この安心感が非常に好きです。このオールグレイのほか、オールブラックやオールホワイトもあり、そのカラーリングによってビンテージ感の度合いが変わるというのも、スニーカーの奥深さところ。スニーカー界の挑戦者として、コストパフォーマンスを徹底しているところも、ぜひ応援したい。
¥9,800+tax

お問い合わせ先:リーボック アディダスグループお客様窓口 0570-033-033

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03
Onitsuka Tiger
オニツカタイガーのコロラド エイティファイブ サムサラ

控えめという美学。 ライフスタイルスニーカーとして、ここ最近なかなかいい仕事してますよね、と言いたくなるのがオニツカタイガー。このスニーカーは、1985年に発売された「コロラド」の30周年記念モデル。アシックスのシンボルマークをパンチング加工した控えめなデザインはじつに洗練された印象を与えます。どこのブランドか一見したところわからないというところも、ユーザー優先のデザインのような気がして、好感が持てます。きれいなネイビーのスエードという上品な佇まいは、モダンの極地。元から機能性の高さは折り紙付きのオニツカタイガー。そこにデザインという要素が加われば、鬼に金棒のシューズといえるわけです。
¥13,000+TAX

お問い合わせ先:アシックスジャパン株式会社 お客様相談室 0120-068-806

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04
Admiral
アドミラルのグリーンパーク

随所に漂う英国気質。 ここ数年、定番中の定番としてスニーカーシーンの中でもイチ抜けた感のある、ベルクロス白スニーカーですが、ド定番だからこそちょっと人と違うところを攻めたくなるのが性(さが)というもの。というわけで〈アドミラル〉なのですが、付け加えるのならば、アッパーの上質なレザー、ほどよいワイズと、定番の形だからこそ、ちょっとした違いが大きな差を生みます。後付けなのかもしれませんが、上品なベージュのインソールを含めて、漂う気品は、英国ブランドらしいと感じ入ります。タンの中心から外れたところにブランドタグが付いているというのもニクいところ。定番ブランドに飽きたら、〈アドミラル〉を思い出してみてください。
¥11,800+tax

お問い合わせ先:Sojitz GMC 03-6894-5760