B-BOYとしての身体感覚を基点に、ブレイクダンス・カルチャーと現代美術の融合を多角的に試みるアーティスト・小畑多丘氏。
動きと静止の間にある身体の瞬間を物質化し、重力やリズムといった不可視のエネルギーを幾何学的かつ有機的な造形へと変換する小畑氏による個展「TWO SPACES」が、5月23日(土)から5月31日(日)までの期間で開催されます。
個展名「TWO SPACES」の通り、「隙間」と「Sculpture Center Tokyo」の2会場で同時開催される本展。
小畑氏の「量の移動」シリーズの拡張として位置付けられ、2枚のキャンバスの間を踊るように行き来し、一方から他方へ質量を移送する、一つの身体行為からネガとポジの対を生み出すこの手法は、運動の軌跡だけでなく、身体の存在と欠落を浮き彫りにします。
また本展では、一連の作品を通じ両会場が持つ固有の構造的ディテールを際立たせます。
「隙間」ではガラス窓を物理的なキャンバスへと変容させ、初公開となる未完成の彫刻へのまなざしを展示。本展のために撮り下ろされた写真シリーズが2つのスペースを断片的に捉え、会場間に物理的な共鳴をもたらします。
個展の開催に際し、小畑氏はこのように語ります。
ブレイクダンスの「動き」を具象の木彫にすることから始まった私の表現は、常に「彫刻的思考」をベースに、ドローイング、キャンバス、写真、映像へと領域を広げていきました。
今回の個展「TWO SPACES」は、蔵前の隙間と東日暮里のSculpture Center Tokyoの2箇所で同時開催します。この2つの空間が連動し、ここでしか成立しない新しい写真作品を発表します。これまで取り組んできた、2枚のキャンバスを同時に描く「量の移動」シリーズ。その対比として生まれたアイディアです。
この写真作品を軸に、平面や立体作品もあわせて展示します。
とても実験的な試みなので、どうなるか自分でも分かりませんが、ぜひ2つのギャラリーを実際に行き来し、自身の量の移動をしながら、2つの空間を体感してみてください。
小畑多丘
身体を空間へと拡張し、異なる場の境界を横断する小畑氏の新たな試みを、ぜひ両会場にてご覧ください。
小畑多丘「TWO SPACES」
会期:5月23日(土)〜31日(日)
場所:隙間 / Sculpture Center Tokyo
住所:東京都台東区蔵前3-11-2 / 荒川区東日暮里2-10-7
時間:12:00〜19:00
※Sculpture Center Tokyoでは、5月22日(金)〜31日(日)の期間は毎日開催、6月1日(月)〜14日(日)の期間は木金土日に開催
小畑多丘 Instagram:@takuobata
隙間 Instagram:@sukima_gallery
Sculpture Center Tokyo Instagram:@sculpture_center_tokyo

