精緻かつ深遠なものづくりを続ける〈エンダースキーマ(Hender Scheme)〉がコラボレーションを組む相手には毎度驚かされます。
今回発表されたのは、フィンランドの家具ブランド〈アルテック(Artek)〉との取り組みです。両者に共通するのは、素材そのものが持つ個性を尊重する姿勢。
フィンランド産のバーチ材とベジタブルタンニンレザーにフォーカスしたコレクションは、それぞれの素材の経年変化に着目しています。異なる速度で変化する自然素材を組み合わせることで、使い手の暮らしとともに表情を変えていくプロダクトを目指したそう。
Artek + Hender Scheme Stool 60 ¥80,300
まずご紹介したいのは、1933年にアルヴァ・アアルトがデザインした「スツール 60」と「テーブル 90C」。座面や天板にベジタブルタンニンレザーを張り、木工の名作に革の温度が加わることで、見慣れたフォルムにもどこか新鮮な表情が生まれています。
Artek + Hender Scheme Table 90C ¥173,800
Hender Scheme + Artek Stool 60 shoes ¥14,300(3pcs)、¥18,700(4pcs)
そのなかで目を引くのが、スツールとテーブルの脚に履かせる“レザーシューズ”。レザーシューズブランドである〈エンダースキーマ〉が靴づくりの視点から家具を捉え直した末に生まれたプロダクトです。
床を傷から守るという実用性もありますが、家具に靴を履かせるという発想自体がなんともユーモラスではありませんか。
また、アアルトの名作照明「ペンダント A330」は、従来のブラス製シェードをベジタブルタンニンレザーへ置き換え、ウェットフォーム技法と3Dプリントを組み合わせて成形。
Artek + Hender Scheme Pendant Light A330 ¥275,000
柔らかな光とともに、時間とともに深まる革の表情を楽しめる照明へと生まれ変わりました。
Hender Scheme + Artek Clock ¥30,800
そのほか、アイノ・アアルトがデザインした「リーヒティエ プラントポット A」の有機的なフォルムをベースにしたクロックやコースター、キーホルダーも展開。
Hender Scheme + Artek Coaster ¥7,700
Hender Scheme + Artek Key Holder ¥14,300
〈アルテック〉のデザインが家具というスケールから、日常の小さな道具へと落とし込まれています。
デザインは、つくられた瞬間に完成するものではなく、使われることで少しずつ完成に近づいていく。そんな両者のものづくりに対する考え方が、素材を介して静かに重なった今回のコラボレーション、発売は2026年10月10日(土)です。
〈アルテック〉の旗艦店である「Artek Helsinki 」、「Artek Tokyo」 、そして〈エンダースキーマ〉の店舗、 および世界各国の一部セレクトショップにて取り扱われます。

