ファッションの世界にもコレクターといわれるひとたちがいますが、彼らの蒐集するものは時が経てば経つほど、つくり手のアイデンティティを探る上で重要な手掛かりになるのかもしれません。
〈ストーンアイランド(STONE ISLAND)〉が開いたポップアップイベントの告知を見てそう思いました。
そのイベントのタイトルは「SELECTED WORKS ‘982–’026 STONE ISLAND: THE COLLECTOR SERIES」。舞台はロンドンの百貨店「セルフリッジズ」のイベントスペース「The Corner Shop」です。
この企画には〈ストーンアイランド〉の貴重な品々を持つ、世界でも有数のコレクターやショップが参加。それぞれのリサーチやアーカイブ、ブランドに対する独自の視点を披露し、〈ストーンアイランド〉の現行品、及び、「セルフリッジズ」の限定品と一緒に展示、販売するという内容です。
Exclusive for Selfridges
ここに集うのは、Arco Maher、Louis Holsgrove、SimJaeのコレクターたちと5つのショップ。そのショップはカナダの「Better Gift Shop」、ロンドンの「194 Local」と「Pezze」、パリの「Metallic Curtain」、そして東京の「‘bout」です。
それぞれが持ち寄ったアーカイブピースの一部をご覧ください。
2017 SS / Arco Maher
1983-84 AW / ‘bout
2000 SS / Metallic Curtain
2001-01 AW / Pezze
SimJae
2007 SS / SimJae
2008-09 AW / Arco Maher
この企画について〈ストーンアイランド〉の社長で最高責任者のロバート・トリーファスは以下のように話します。
「〈ストーンアイランド〉は、私たちが生み出すウェアだけによって存在してきたブランドではありません。そのカルチャーは、プロダクトを発見し、身に着け、保存し、そして新たな解釈を加えてきた人々によっても形づくられてきました。『THE COLLECTOR SERIES』では、そうした人々の声を前面に出し、世界各地のコレクターたちの経験や個人的な歴史を通じて、ブランドを独自の視点から捉える機会を提供します」
ポップアップイベントの開催は11月6日(金)まで。これに合わせて、映像、サウンド、トークなど、多角的な視点で〈ストーンアイランド〉を捉えるカルチャープログラムも用意されています。その詳細はオフィシャルサイトで確認を。
考えてみると、〈ストーンアイランド〉は以前からキャンペーンビジュアルのモデルに度々コレクターを起用してきました。彼らを評価し、公式に認めているところに懐の深さを感じます。
これは稀有なブランドを深く知ることのできる面白い取り組みです。これからロンドンに行く予定のある方はチェックして。
