近年、盛り上がりを見せる山のアクティビティ、トレイルランニング。その日本最高峰のレースが富士山の麓を走る「ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)」です。そんなUTMFの2019年の開催にまつわる記者会見が行われました。
会見では、選手の安全面や大会の運営の都合上、2019年は170キロのUTMFのみの実施となり、92キロのSTYは開催しないことを発表。それに伴いUTMFのエントリー数を2400人(2018年はUTMFが1400人、STYが1000人)に拡充。
100マイルへの登竜門だったSTYは行われないものの、これまで以上に多くの人が100マイルのレースを楽しむことができ、なおかつ安定した大会運営を行えるようになります。
さらにNPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部として環境事業の強化することも同時に発表。富士周辺を日常的にトレイラランニングが楽しめるようにするため、清掃やコース整備を進めていくとのこと。また、その財源として一部寄付エントリーを設ける予定。
日本最高峰から、世界屈指へ。100マイルレースとして大きく変貌を遂げようとしているUTMF。まずは開催が決まったことに喜びつつ、今後のレース計画を立ててみてはいかがでしょう。ちなみに2018年大会の模様はコチラからどうぞ。
Text_Hiroshi Yamamoto
ウルトラトレイル・マウントフジ2019
日程:2019年4月26日(金)~28日(日)
種目:ウルトラトレイル・マウントフジ(1種目のみ)
距離:約170km 累積標高差約8,000m
制限時間:46時間
コース:UTMF2018コースを踏襲予定
参加資格:UTMF2018 と変更なし(2020年まで参加資格の変更なし)
参加者数:2400名(うち海外在住者800名)
エントリー方法:国内・海外在住者ともに抽選制
エントリー開始日:2018年10月中旬~下旬予定
www.ultratrailmtfuji.com