20年以上ものあいだ、自転車乗りたちから支持されるメッセンジャーバッグをつくる〈クローム(CHROME)〉。実は彼らがつくったシェルアウターも白眉の出来なのをご存知でしょうか? 自転車乗りのためのディテールをベースにしながらも、アウトドアやタウンユースにも通用するデザインに仕上がったコレクションの数々。ここではそのなかでもおすすめの3アイテムをご紹介!
ポリエステル100%の2.5層シェルを採用した「ストーム シーカー シェル」。フードからボディまでフルでシームテープ加工が施されているので、防水性は言うことなしです。ポケット裏のメッシュや、脇下のベンチレーションで温度調整が可能なのもうれしいポイント。また、シェルであるにも関わらず高いストレッチ性を誇り、アームも腕に沿うようなシルエットになっているので、自転車に乗っているときでさえも窮屈さを感じさせない至れり尽くせりな一着です。ポケットを多様した都会的なデザインも物欲をそそります。
「スタントン レイン トレンチ」はその名の通り、クラシックなトレンチコートをクローム流にアレンジしたアイテム。どこか紳士的なムードが漂う一着です。2層のストレッチシェルでこちらもフルシームテープ加工で完全防水仕様。襟にはフードも収納されているので、急な雨にも対応できます。肩にはガゼット、肘には腕に沿ってダーツがついていて、自転車に乗った際の機動性も抜群。加えて、フロントの開閉はダブルジップになっているのと、後ろ身頃はセンターベンツのディテールを取り入れているので、丈の長いデザインでも着用したまま座ることができます。
3層構造のナイロンツイル素材を使用した「ストーム コブラ」。高い通気性を誇り、快適でドライな状態を常にキープしてくれるので、夏以外の3シーズン着用できる汎用性に優れたアイテムです。背中のラグランスリーブのスリットにリフレクターを配備した「CHROME リィヴィールラグランパターン」と呼ばれるシステムの搭載や、長めに取られた後ろ身頃の着丈や袖丈の設計は、自転車乗りたちに愛される〈クローム〉ならではのデザインとも言えるでしょう。無駄を削ぎ落としたソリッドなルックスは、スラックスなどのキレイ目なボトムとの相性もよさそうです。あえてそのコントラストを楽しみたいですね。
シェルというと雨具やアウトドアのアイテムとして捉えられがちですが、もちろん晴れの日に着たってなんの問題もないわけです。これらのアイテムのなかにインナーダウンを挟めば、冬のアウターとしても活躍しそう。寒い季節に向けてアウターを探しているという方はぜひチェックリストに入れてみてください。冬を越えて、春も着れますよ。
そして、こちらのシェル同様、本家バッグコレクションの新シリーズ「URBAN EX」も、防水&耐久性に優れたアイテムが揃っています。実際に負荷を加えて検証したコチラの特集記事も合わせてチェックしてみてください。
Text_Yuichiro Tsuji
Edit_Jun Nakada
CHROME TOKYO HUB
住所:東京都渋谷区神宮前6-11-1 Tフレーム原宿1F
電話:03-6427-4231
時間:平日・土日祝日 11:00~20:00(不定休)
www.chromeindustries.jp
特集記事「クロームが質実剛健である理由」