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色彩への挑戦と、ベーシックを貫くことのバランス。キートの最新コレクション。

“都会的な日常に視野を向けること” をブランドのコンセプトとしている、2007年スタートのブランド〈キート(KIIT)〉。

10年以上のブランドの歩みにおいて意識されたのは、素材にこだわったベーシックなものづくりが演出する柔らかさと、ときおり織り混ざるデザインの効いた服が演出するメリハリ。それはまるでオンオフの切り替えが顕著な都会の暮らしを、そしてブランドコンセプトそのものを体現しているということなんです。

〈キート〉の19年春夏コレクションは、いままでの中でも多彩な色使いが目立ったコレクションに。イエローやオレンジなどヴィヴィッドな色を使うことで、ブランドとしてのポップな部分と、繊細なタッチを共存させています。織る糸を強く撚ったギャバジンなど、素材は一貫していいものをセレクト。レーヨン素材にグラデーションをかけたプリントをあしらった存在感のある開襟シャツも登場しました。

デニムも、ライトオンスとレギュラーオンスを使い分け、フラットな色落ち加工からケミカルウォッシュまで、多様な技術を巧みに使用。色々なチャレンジができる技術力の高さもまた〈キート〉の特徴のひとつです。

ヴィンテージショップでバイヤーを務めたのち、代官山「リフト」にて店長兼バイヤーを経験。そして〈キート〉でも10年以上のキャリアを積んだデザイナーの武田裕二郎。ここにきてまた新たなファイティングポーズが見てとれる最新コレクションは、ぜひ店頭でチェックしてみてください。

Text_Rei Kawahara


KIIT
www.atelier-h.co.jp

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