〈アイ・ダブリュー・シー(IWC)〉の美徳を挙げようと思えばきりがない。
余分なものを削ぎ落としたデザイン、英空軍、エベレスト登頂隊、F1レーサーなど過酷な環境に身を置く男に認められた機能性、あるいは創業以来すべての製品の修理に対応するアフターケアの態勢。男なら素通りしろっていうほうが無理な話である。
そんな老舗を代表する「パイロット・ウォッチ・コレクション」から新たなトップガン・シリーズが登場した。2007年に誕生したこのシリーズは──太陽光の反射を防ぐマットブラック、耐久性に優れ、極端なGがかかってもビクともしないセラミックケース──といった具合にパイロットの相棒に相応しいスペックを備えている。その名は米海軍の戦闘機戦術教育プログラムの通称から拝借したネーミングだ。
新作の見どころは新たに搭載されたキャリバー32110。堅牢性と信頼性を重視してデザイン、ガンギ車とアンクルレバーにはシリコン製のパーツが使われており、72時間のパワーリザーブを実現したという。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
IWC
電話:0120-05-1868
www.iwc.com