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あれから9年…。ホンマタカシが捉えた原発事故にまつわるキノコたち。

Fukushima #45 © Takashi Homma

あの日、3.11を境に大きく人生観が変わったという方も少なくないでしょう。同時に、あれから9年近くがたち、それまでと同じ死生観、日常へと結局のところは戻ったという方も多いはず。そんなすぐに忘れてしまいがちなぼくらのために、この作品の新装版がリリースされる意義は大いにあるでしょう。

ホンマタカシさんによる「Symphony その森の子供 mushrooms from the forest」新装版が刊行され、それを記念した展覧会が恵比寿「POST」で開催されます。

Fukushima #48 © Takashi Homma

2011年にホンマタカシさんが発表した「その森の子供 mushrooms from the forest」は、東日本大震災直後にホンマさんが被災地である福島の森に入り、その森とそこに生えていたキノコを撮影したシリーズです。なぜキノコか。キノコには放射性物質を吸収しやすいという生理性質があり、政府は汚染がひどい地域に生えているキノコの出荷を制限しました。代々木の「Blind Gallery」(現在は閉廊)のオープニング展でこの作品は発表され、同タイトルの写真集も刊行され、話題となりました。

Scandinavia #12 © Takashi Homma

今回の「Symphony その森の子供 mushrooms from the forest」は、「その森の子供 mushrooms from the forest」の新装版です。福島だけではなく、チェルノブイリや、その事故の影響を受けたスカンジナビア、また音楽家のジョン・ケージが暮らしていたストーニーポイントと、4つの森に入り、そこにあるキノコを撮影しました。

今回の展覧会では、インスタレーションと作品の展示販売を行っています。また、2月6日(木)には「DOVER STREET MARKET GINZA」7Fのローズベーカリー 銀座にて、飯沢耕太郎を招いた作家によるトークイベントも開催します。参加方法については、下記をご確認ください。

数多くの愛好家を生み出すほど、フォトジェニックなキノコ。しかし、そのかわいい姿の裏側に横たわるのは悲惨な事実。この奥行きある作品に触れ、もう一度あの出来事についてぼくらは考えるべきなのかもしれません。

INFORMATION

ホンマタカシ「Symphony その森の子供 mushrooms from the forest」

会期:2020年1月25日(土)〜2月23日(日)
会場:POST
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00〜20:00
定休日:月曜日

トークイベント
日程:2020年2月6日(木)
ゲスト:飯沢耕太郎(写真評論家)
会場:BIBLIOTHECA
住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館 DOVER STREET MARKET GINZA 7F ローズベーカリー 銀座
時間:18:30〜20:00(受付開始18:00)
料金:参加無料、要予約
※参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで(お名前、お電話番号、参加人数)を明記のうえお申し込みください。

タイトル:Symphony その森の子供 mushrooms from the forest
著者:ホンマタカシ
判型:296ページ / 328 x 258 mm
ソフトカバー:初版500部 ¥7,200+TAX
ハードカバー:限定300部 サイン・ナンバリング入り ¥13,800+TAX
プリント付き特装版:4種・各10部限定 ¥38,000+TAX
テキスト:日本語・英語
発行日:2019年
出版社:Case Publishing

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