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今年のイエスグッドマーケットはオンライン開催! が、逆風なんのその!充実のコンテンツが揃います。

2016年に静岡県静岡市でスタートしたイエスグッドマーケット。静岡ローカルのお店から東京のアパレルブランド、さらには人気アーティストまでもが参加して、ファッション・アート・ライフスタイルを提案するマーケットフェスとして毎年大盛況を記録しています。そんな人気のフェスですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためオンライン開催に。しかし、ピンチをチャンスに変えるのがイエスグッドマーケットです。オンラインならではのコンテンツを用意しているという、主催者である〈シー シー(SEE SEE)〉のディレクターのディレクター湯本弘通さんに話を聞くと、普通のネットショッピングとはひと味違った楽しみがたくさん用意されていました。

オンライン開催でもエクスクルーシブなアイテムを発売すれば、非日常を味わえるはず。

ー今年で5年目となるイエスグッドマーケットですが、どんな手応えを感じていますか?
湯本:毎回新しいことに挑戦していて、そのたびに出演者のみなさんやお客さんから「楽しかった」、「いい買い物ができた」と声をかけていただいています。
回を重ねるごとに規模を拡大してきましたが、オリジナリティを大切にしながら、ちょっと尖っていたいという気持ちは変わりません。特に、去年は本当に反響が大きくて、来れなかった人は今年の開催を楽しみにしてくれていたみたいです。

ー昨年は沼津市にある泊まれる公園、インザパークで開催していましたね。
湯本:本当は今年もインザパークで開催するつもりで進めていたんですけど、東京オリンピックの関係で駐車場が使えないなど、制限が多くて見送りました。結局、静岡市にある清水マリンパークで開催を決めたんですけど、その2週間後くらいにコロナウイルスの問題が深刻化しちゃって。
でも、オンラインならできるのでは? と、ひらめき、すぐにチームのみんなと共有したら、全員賛成してくれました。どこのフェスも検討している最中だったので、いち早くオンライン開催を宣言したかったんですよ。

ーオンライン開催を決断して、どんなことを心がけましたか?
湯本:もともと、今年はイエスグッドマーケットでしか購入できないアイテムを充実させる予定でした。イベントのコンセプトは、“非日常のショッピングを楽しめる空間”。だから、オンライン開催でもエクスクルーシブなアイテムを販売すれば、非日常を味わえるはずだって考えたんですよね。

ーそのイエスグッドマーケット限定アイテムの一部を教えてください。
湯本〈イズネス(is-ness)〉にはTシャツを製作してもらいました。〈イズネス〉が得意としているカレッジデザインもよかったんですけど、オンライン開催なので直球のデザインを選ばせていただきました。ボディを裏返しているところも、〈イズネス〉らしいです。

〈1LDK〉は、カリフォルニアにある〈ザ・インコンビニエンスストア(THE INCONVENIENCE STORE)〉とコラボレーションしたTシャツを販売。〈ザ・インコンビニエンスストア〉に、“アートギャラリー”と胸にプリントしてあるオリジナルTシャツがあるそうですが、〈1LDK〉の三好さんが“アップダウン”と“ダウンタウン”にデザインをアレンジしています。

〈BOTANIZE(ボタナイズ)〉は、〈クーパーズタウンボールキャップ(cooperstown ball cap)〉とコラボレーションしたキャップと、〈アストロボーイズクラブ(ASTRO BOYS CLUB)〉とコラボレーションしたキーホルダーを先行発売します。

〈アヤメ(ayame)〉は、去年オープンした旗艦店のグッズとして、ベースボールキャップを製作していただきました。千駄ヶ谷にあるクリーンな印象のお店で、まさかベースボールキャップを作るとは! 僕も気に入っています。

AH.HでもオリジナルTシャツを製作していただいて、本当に嬉しいです。ロゴはプリントではなく判子で押しているというアナログ感がいいですね。セーターやパンツ、ハットも、細かいところにまでこだわり抜いていて、さすがの一言に尽きます。

もちろん〈シーシー〉でも、僕がディレクションしているもうひとつのブランド〈S.F.C〉でも、限定アイテムを作っていますし、他にもいろいろなブランドやショップ、飲食店、アーティストに協力していただいているので、ここでしか買えないものがたくさんあります。

ーイエスグッドマーケットと言えば、アート作品の販売も特徴ですよね。例えば、そんな作家さんが、どんな作品を出品するんですか?
湯本:神山隆二さんとジェリー鵜飼さんは、原画を出品してくださるそうです。原画を買える貴重な機会を提供していただけるなんてありがたいです。もちろん一点物の作品なので、僕が全部欲しいくらい。ウルトラヘビー(ULTRA HEAVY)が〈ジョックリック(jockric)〉に別注した割烹着もいい感じです!

NAIJEL GRAPHさんも一点物を出品していただきます。しかも、立体作品なので、とても新鮮です。メッセージ性のある言葉が落とし込まれているのもいいですね。原宿にある〈ギャラリーターゲット(GALLERY TARGET)〉からは、CONIXさんのシルクスクリーン作品を限定で販売。すでに海外からの問い合わせがすごく多いです。

ーちなみに、メインビジュアルをバルセロナのペインター、ADRIANA OLIVERさんに決めた理由は?
湯本:単純に、彼女の個展をギャラリーターゲットで観たら、心に刺さったんですよ。限定のシルクスクリーン作品を購入して、家で飾って観ていたら、どうしてもイエスグッドマーケットのメインビジュアルに起用したくなって、ターゲットの水野さんに相談しました。この作品はTシャツに落とし込んで販売します。

イエスグッドマーケットらしい空気感を届けるために、生配信をします。

ー限定アイテム以外に、どんなコンテンツを準備していますか?
湯本:チームでたくさん話し合った結果、買い物するだけじゃ、ただのショッピングサイトになっちゃうので、イエスグッドマーケットらしい空気感を届けるために、ホームページ上から生配信することにしました。知り合いにテレビ局のディレクターさんがいるので相談してみると、テレビ番組のような美術セットを組んで、数台のカメラを回してもらえることになったんですよ。みんなでワイワイとお酒を飲みながら、販売しているアイテムについて話し合っている様子を配信します。収録場所の静岡に来られない人にはZOOMで出演いただいたり、出演者からのビデオメッセージを流してみたりする予定です。

ーかなり本格的な配信になるんですね! 他にも何か企画があるんですか?
湯本:初日に、 AH.Hの談話企画、TALK@喫茶談話室を〈喫茶 談話室 静岡店〉として、ファッションディレクターの長谷川さんと、クリエイティブディレクターの南さん、フイナム編集長の小牟田さんの3人に17時から生放送でトークしていただきます。この企画は僕自身としても楽しみです!
そして両日とも、ホールアンドホーランドのMamazuさんとYO.ANさんや〈イズネス〉デザイナーの木下さんなどにDJプレイしていただきます。それ以外にもいろいろな方々に登場いただくので、最初から最後まで配信を見逃さないようにしてもらいたいです!

INFORMATION

YES GOOD MARKET

日程:6月20日(土)、21日(日)
shop.yesgoodmarket.com

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