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インスピレーション源はあのコラボスニーカー。玉山拓郎氏によるインスタレーションがT-HOUSE New Balanceで始まります。

先日の〈オーラリー(AURALEE)〉と〈ニューバランス(New Balance)〉のコラボスニーカーが発売するというニュースで、後半に少しアナウンスしていた現代アーティスト・玉山拓郎氏によるインスタレーション。

「3 plane shapes」と名付けられ、来たる8月15日(土)から8月25日(火)まで、「T-HOUSE New Balance」で行われることが決定しました。

いままで、個展からグループ展まで、さまざまな場所で展開されてきた玉山氏の作品。今回のインスタレーションのテーマは「ここではない場所の可能性。水平線、垂直線とその外側。並行世界のようでいて、同じ大地を踏み締めている。」です。

T-HOUSE New Balance

玉山氏によると“時間性がないまぜになっている” 空間といわれる「T-HOUSE New Balance」は、新築と古い蔵が癒合した珍しいつくりになっています。

その会場を舞台に、今回のために製作された2メートル超えの巨大な円形オブジェを天井や床に複数配置。〈オーラリー〉と〈ニューバランス〉のコラボにより生まれる「フューエルセル スピードリフト(FuelCell Speedrift)」にインスパイアされたライムイエローの色彩や、さまざまな光を加え、違和感のある空間をつくりだしてしています。

通常ではありえない異物の出現により、時代性や時間性、場所性までもがないまぜになった空間を演出したその場所で一体なにをかんじるのか。今回のインスタレーションから、普段は意識しない感覚について、いま一度考えてみてはいかがでしょうか。

玉山拓郎
1990年岐阜県生まれ。愛知県立芸術大学卒業後、2015年に東京藝術大学大学院修了。鮮やかな色彩の日用品や照明、映像を用いたインスタレーションを制作。ブラシ、モップ、皿、ソファなど多岐にわたるファウンド・オブジェクトと、独自のペインティングや映像の色調、モノの律動、音響を組み合わせることによって、緻密なコンポジションを持った空間を表現している。近年の主な展覧会に「VOCA展 2020」(上野の森美術館、2020)、「Euphoria」(TICK TACK、アントワープ、2019)、「The Sun, Folded.」(OIL by 美術手帖、2019)、「Takuro Tamayama and Tiger Tateishi」(Nonaka-Hill、ロサンゼルス、2019)、「思考するドローイング」(500m 美術館、2019)、「Dirty Palace」(CALM & PUNK GALLERY、2018)、「ASSEMBRIDGE NAGOYA 2016 パノラマ庭園 – 動的生態系にしるす -」(MAT Nagoya、2016)など。現在、参加している「開館25周年記念コレクション展 VISION Part1 光について/光をともして」が豊田市美術館にて9月22日まで開催中。

Photo : Kohei Omachi

INFORMATION

T-HOUSE New Balance presents art installation 「3 plane shapes」

会期:8月15日(土)〜25日(火)
場所:T-HOUSE New Balance
住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
電話:03-6231-1991
営業時間:11:00〜14:00、15:00〜19:00(月・火曜)、11:00〜19:00(金・土・日曜)
定休日:水・木曜

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