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傑作の呼び声高い、90年代青春スケート映画。品質を保証する“A24印”がついております。

映画を選ぶときは、何を基準にしますか? この俳優が出ているから、この監督の作品だからというのが理由としてはよく挙げられますが、ここ近年よく言われるのが、「A24が手がけているから」。それほど映画会社A24の作品を選ぶ眼とクリエイティビティは突出しているということです。

制作した映画は『ミッドサマー』『ムーンライト』『レディ・バード』『20センチュリー・ウーマン』『WAVES/ウェイブス』など、粒ぞろいの作品ばかりで、“A24印”は品質保証のような役割を担っています。

今回紹介するのは、A24があの男と手を組んで制作した『mid90s ミッドナインティーズ』

〜STORY〜
1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、母のダブニーと暮らしている。小柄なスティーヴィーは力の強い兄に全く歯が立たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。そんなある日、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出入りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど自由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。

映画全編を通して、音楽はナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーが手掛けるほか、ニルヴァーナ、ピクシーズ、モリッシー、シール、ファーサイド、ウータン・クラン、ア・トライブ・コールド・クエストなど、90年代のヒット曲が彩ります。

90年代に生まれた伝説的なスケート映画である、ラリー・クラークの『KIDS』を彷彿とさせる青春映画を完成したのは、俳優としても活躍するジョナ・ヒル。

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でトランクからマシンガンを取り出したぽっちゃり男といえば、思い出すひともいるかもしれません。彼が採用したのが、キーワードとなっている“90年代”の雰囲気と感覚を再現するため、全編16ミリフィルムでの撮影。そのほか、スーパーファミコン、カセットテープ、ストリート・ファイターなど懐かしいアイテムも散りばめられています。

どうやら今年は、スケート関連の映画がいくつか公開されるようで、スケート映画の当たり年と言えそうです。その中でも、青春×スケート×90年代の音楽というトランアングルを見事に描いてみせた今作は、多くのひとの心にある、やわらかな部分をタッチするのは、間違いないでしょう。

Text_Shinri Kobayashi

INFORMATION

mid90s ミッドナインティーズ

9月4日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国の劇場にて公開

監督・脚本:ジョナ・ヒル
製作総指揮:スコット・ロバートソン、アレックス G・スコット
製作:イーライ・ブッシュ
音楽:トレント・レズナー、アッティカス・ロス
キャスト:サニー・スリッチ、キャサリン・ウォーターストン、ルーカス・ヘッジズ、ナケル・スミスほか
配給:トランスフォーマー
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