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ベガルタ仙台が提案するニューノーマルな応援スタイル。“ユアスタ” をチームカラーに染め上げるゴールデンチケットとは?

新型コロナによる中断期間を経て、この夏再開された「Jリーグ」。J1は現在15節まで終了し、「川崎フロンターレ」が首位を独走しています。話題といえば1試合1ゴールのペースで得点を量産する「柏レイソル」のオルンガをはじめ、J1での通算ゴール数が1,000に到達し古豪復活を印象付けた「セレッソ大阪」、元ブラジル代表・ジョーが抜けた後も外国人助っ人が大車輪の活躍を見せる「名古屋グランパス」などなど。でもまだ残りは19節あります。最後の最後にどのようなメイクドラマが待っているのか、この先も目が離せません。

そんな状況のなか、東北の雄「ベガルタ仙台」のある取り組みが注目を集めています。

それは “ゴールデンチケット” と名付けられた新たな応援スタイル。どういうことかというと、現在「Jリーグ」では新型コロナ対策として各試合に収容する観客の人数を5,000人以下と定めています。「ベガルタ仙台」のホームスタジアム「ユアテックスタジアム仙台」(ユアスタ)を例に出すと、席数は約18,000ですが、満席になったとしても約13,000は空いてしまう計算です。大切なホームゲームで選手たちに熱い声援を届けるため、このチケットの販売枚数分、空き席にゴールドカラーのチアペーパーを掛けて、スタンド全体をチームカラーで染めようという試みです。

発売されるのは “ゴールデンチケット”(1枚税込¥550〜) と、ロンTやフーディがセットになった “ゴールデンチケット付きグッズ” の2種類。オンラインストアで購入可能なこちらは、以前ご紹介した「Tシャツ大作戦」のアーティストが再び集まり、デザインを手がけています。

さらに、試合当日抽選で豪華商品が当たるチャンスも。その中身はというと、9月13日(日)の「大分トリニータ」戦ではメンバー全選手のサイン入りユニフォーム、27日(日)の「セレッソ大阪」戦ではメンバー全選手のサイン入り「Jリーグ」公式試合球、10月14日(水)の「横浜FC」戦ではチームマスコットとチッピ&ベンチで記念撮影できる権利。ファン垂涎の贅沢すぎる内容になっているから見逃せません。


9月13日(日)の「大分トリニータ」戦の “ゴールデンチケット”。デザインを手がけたのはグラフィックデザイナーの山田啓介。下の写真は “ゴールデンチケット付きグッズ” のロンT。


9月27日(日)の「セレッソ大阪」戦のチケットを担当したのは、イラストレーターのFATRAT1976。“ゴールデンチケット付きグッズ” のロンTもインパクト抜群。


10月14日(水)の「横浜FC」戦はペインターのYu Sudaが担当。胸元にプリントが入ったフーディもクールなデザインに仕上がっている。


10月31日(土)の「サンフレッチェ広島」戦は何と「ベガルタ仙台」の元選手、平瀬智行と菅井直樹がデザインを担当。コミカルなタッチのイラストが新鮮。

“ゴールデンチケット” は試行錯誤するなかで生まれたニューノーマル時代の取り組みのひとつです。他のクラブでも「You Tube」を使った投げ銭などが行われていますが、その背景にあるのは収入の大きな減少。一般的にサッカークラブの収益の柱は入場料、物販、広告料といわれ、これらがひとつでも欠けるとチーム運営が厳しくなります。

積極的にスタジアムに足を運ぶことが難しい状況のなか、これまでとは違った形で好きなクラブを支援してみてはいかがでしょうか。

INFORMATION

ベガルタ仙台

ゴールデンチケットの詳細はこちら

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