青春時代に愛用していたブランドと、時を経てコラボレーションする。ほんの一握りの人間にしかできない貴重な経験です。
今回はそんな夢物語をひとつご紹介します。カリスマスケーター江川芳文さんが手がける〈オンブレ・ニーニョ(Hombre Nino)〉と、テニスとスキーをルーツとするスポーツブランド〈エレッセ(ellesse)〉のチームアップです。
10代からプロとして活躍する江川さん。1980年代後半、足元に〈エレッセ〉を合わせたアメリカ西海岸のスケーターたちに影響を受け、彼もまたブランドを代表するシューズ「アシスト」を着用していたといいます。
そして、それから約30年の時を経て、両者の邂逅が実現。昨年12月に続く、2度目となるコラボコレクションが発売になります。
テニスシューズ「エレッセ タンカー」は、レザーを基調としながら、軽量化のため、部分的に異なる素材を使用。ブラックで統一されたボディに、ブルー、イエロー、グリーンといったカラーがアクセントをプラスします。
プロ選手も着用していたモデルということで、機能性も申し分なし、立体的なミッドソールが安定性を向上させ、ゴツゴツとしたアウトソールが高いグリップ力を発揮します。
テニスシューズと聞くと街中で履くイメージがあまりないかもしれませんが、こちらは日常とスポーツシーンの両方で活躍してくれる一足になっています。
「ウインドアップス」と名付けられたトラックジャケット&パンツは、防風・防寒性と動きやすさというスポーツに必要な要素を兼ね備えるアイテム。今作では、江川さんが当時着用していたデザインを元に、素材面で現代的にアップデートしました。
ジャケットは、グラフィックとレトロなカラーブロックが印象的。パンツは、単色のボディに、先のシューズにも見られたアクセントカラーを使用したデザインになっています。
ちなみに、「ウインドアップス」とは“ウインドブレーカー”と“ウォームアップ”を組み合わせた造語でエレッセの登録商標です。
両者のロゴを組み合わせたグラフィックが背中に鎮座する、ストリートライクなロングスリーブTシャツ。速乾性のあるコットンとポリエステルの混紡素材が採用されているので、日常使いに最適な一着です。
〈エレッセ〉に対する、江川さんの熱き想いが結実したコラボコレクション。10月9日(金)より「エレッセ トーキョー」と公式オンラインストア、その他セレクトショップで販売されます。