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代々木上原にローカルのフードカルチャーが集うスポット、誕生! その名もウエハラキッチン。

海外旅行がままならない今、少しでも旅情を感じられるのは、やはり“食”ではないでしょうか。

さまざまな国や多彩なジャンルの料理のエッセンスを深掘りしてミックスし、さらには素材を活かしながらオリジナリティを追求する。そんな“食のダイバーシティ”ともいえるレストランが、東京は代々木上原にオープンしています。その名も「ウエハラキッチン(UEHARA KITCHEN)」。

世界中のさまざまなローカルのフードカルチャーに多彩な文化が溶け込む“ガストロノミー”をベースに、「Gastro Cafe (Gastronomy + Café) & Fine Wine」をコンセプトに掲げる同店。津々浦々から取り寄せた鮮魚や牛、豚、ジビエといった肉、季節野菜を使ったサンドイッチをメインに、豆選びから焙煎までこだわり尽くしたスペシャルティコーヒー、そして料理に合わせたファインワインもストック。

このレストランに参画しているのは、フレンチとイタリアンを軸に、世界各国の郷土料理、さらには日本各地でさまざまな農法を営み、食材ありきの料理を提案する料理人・船山義規氏と、バリスタの日本チャンピオンを2度獲得した石谷貴之氏。

世界的な両者の視点と経験が織りなすフードやコーヒーは、必食です。

まずはサワードウのカンパーニュのご紹介から。多彩なサンドイッチの具材とマッチするよう、ほんのりと酸味を効かせています。このまろやかな酸味の正体は、ルヴァン種とサワー種といった2種類の酵母によるもの。伝統的な発酵方法であるサワードウ(乳酸菌による低音長時間発酵)によって、ミネラルを分解し、旨味を増やしながら全粒粉の栄養価を高めています。

そして、北海道十勝産の小麦全粒粉を使い、丁寧に焙煎することで、豊かな香りと小麦本来の甘みを引き出しています。

「ウエハラキッチン」のメインとなるサンドイッチは、魚や肉、季節の野菜など、旬の食材を惜しげもなく使っています。

看板メニューの「越田商店」のサバの一夜干しが主役のサンドイッチは、無添加の熟成つけ汁に漬け込んだ一夜干しを、ふっくらと焼き上げ、凝縮したサバの旨味が堪能できます。また、彩り豊かな季節野菜をふんだんに使った野菜のサンドイッチや、宮崎県のまるみ豚を使ったプルドポーク、ミートソースなどのお肉を使ったサンドイッチも用意されます。

赤ワインで煮込んだ大人なミートソースを使って、ペコリーノチーズをたっぷりと振りかけたミートソースのサンドイッチも絶品。ディナータイムからは、サンドイッチの具材をアペタイザーとしても提供されます。

オリジナルのブレンドコーヒーは、日本を代表する世界的なバリスタ石谷貴之氏が監修。特別につくられた“上原ブレンド”は、オーダーメイドで焙煎したコスタリカ、ホンジュラス、ペルーの豆をブレンド。チョコレートのような滑らかな口当たりに、心地いい苦味とコクがしっかりと合わさり、豆本来の奥深いおいしさを味わうことができます。

3ヶ月に1度のペースで開催されるローカルの食文化を体験できるレギュラーイベントTaste Journeysも開催。先日行われた第一回目は“高知県”をテーマに、イベントが行われました。今後もさまざまな地域の食材やシェフ、生産者たちが登場するので、要チェックですね。

アーモンドバター/カシューバター/クルミバター ¥1,242+TAX
BLACK MANBA/RED MAMBA ¥1,350+TAX

また店頭では、ローカルの生産者たちから仕入れた食品の販売もされています。「ウエハラキッチン」のサンドイッチや料理の隠し味としても用いられるアーモンドやカシューナッツ、くるみなどを使った高知県土佐山田町の〈DADA NUTS BUTTER〉のナッツバターは、舌触り滑らかで香り高くトーストに塗るだけでなく、普段の献立のアレンジにも最適です。

日本の生産者やシェフのハブとなり、3年後にロンドンでのオープンを目指しているのがこの「ウエハラキッチン」。いまのうちからしっかりと注目しておきたい一軒です。

INFORMATION

UEHARA KITCHEN

場所:UEHARA KITCHEN
住所:東京都渋谷区上原3-1-17
電話:03-6804-9390
時間:11:00〜23:00 月曜定休
Instagram:@ueharakitchen

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