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巨星、𠮷田克幸がいま伝えたいこと。必見のドキュメンタリー番組が放送されます。

日本、いや世界のカバン、アパレル界に大きな影響を与え続けてきた巨星、𠮷田克幸。2007年に息子の𠮷田玲雄と〈ポータークラシック(PORTER CLASSIC)〉を設立し、刺し子文化を後世に残すことに尽力してきた、唯一無二の作り手です。

キャリアを通じ、一貫して“MADE IN JAPAN”を掲げてきた𠮷田克幸が創作に挑む姿と言葉を記録した番組、「KATSU -𠮷田克幸の遺したい言葉-」が「BSフジ」にて放送されます。

浅草、パリ、ロンドン、ニューヨーク。 番組は、氏の活動を、数年に渡りカメラに納め、その道程で出会った言葉を記録していきます。

昨今、密着系のドキュメンタリー番組が数多く放送されていますが、本当に密着されるべき対象がそんなにたくさん世の中にいるのでしょうか。ただ、そんななかでも数年に一回、凄みのある回が放送されたりするわけで、この𠮷田克幸に関しては間違いなくそうした人物であると言えるでしょう。

ファッションに携わる人はもちろん、そうではない人もとにかく必見の一時間なのではないでしょうか。

戦後間もない昭和22年。
東京・神田の鞄屋の三男として生を受けた男は、 少年時代、海外から続々渡来する様々なカルチャーの洗礼を受けながら、 いつしか海外への強い憧れを抱き、世界中を旅して回った。 イギリス、フランス、アメリカ・・・。 そのなかで彼は自分自身が日本人であることを強く意識することとなる。 そして同時に、 自分自身の中に息づく作り手としての魂、誇りを気付かせることともなった。
世界中で出会った鮮烈なカウンターカルチャー。 同じ世代のクリエーターたちとの濃密な交流。 そんな、旅を通じて培われた グローバルかつコンテンポラリーな感性が落とし込まれた鞄の数々は 誰も見たことのない新しい発想に満ちていた。 それは、流行に敏感な日本の若者たちはおろか、 世界中の高感度な人々から圧倒的に受け入れられた。 そして男は、レジェンドとなった―。
そんな𠮷田克幸が最後のライフワークと呼び、心血を注いだもの、 刺し子―。
刺し子とは、寒冷地に暮らす人々が、 保温や、補強等のために麻布や木綿布などを重ね合わせ、 細かく刺し縫いした生地や、その生地を用いた衣服のこと。 かつて⻘森の⺠藝館を訪れた克幸は刺し子文化と運命的な出会いを果たす。 そして、その生きる知恵から生まれた技術の力強さと、 それ自体が持つ芸術的な美しさに衝撃を受けた。
日本古来の伝統的な文化。 カウンターカルチャーを知り尽くしたグローバルな感性。 それらが融合することで生まれるプロダクトは かつて彼が手掛けた鞄同様、誰も見たことのない 驚きと美しさに満ち溢れ、見る者に迫る。 それはもはや、プロダクトを超えたアートピース。
そして、それは生粋の下町っ子である克幸が、 孫たちの世代まで残る仕事を、次世代の作り手や職人と一緒に産み出した 人間・𠮷田克幸の集大成ともいえるクリエーションの結晶だった。
浅草、パリ、ロンドン、ニューヨーク。 番組は、克幸の活動を、数年に渡りカメラに納め、 その道程で出会った言葉を記録する。

INFORMATION

KATSU -𠮷田克幸の遺したい言葉-

放送日:2021年3月27日(土) 25:00~26:00
放送局:BSフジ

PORTER CLASSIC

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