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4月2日はゾッキの日! 漫画家・大橋裕之が描いた人間、青春、愛、嘘、秘密。竹中直人と山田孝之と齊藤工がメガホンを取り、実写版の映画『ゾッキ』をつくったのは本当の話です。

“ゾッキ”とは、投げ売りなどによる安売り、全部ひとまとめにして売買することの意。

本作は、恋愛、青春、家族、罵り、嘘、秘密…構成している要素を語ればきりがなく、〇〇映画とは括れない。まさにゾッキ的な映画なんです。

STORY
今日も地球は“秘密と嘘”で回っている。ある女性は「秘密は大事に、なるべくたくさん持て」と助言する祖父の秘密の数に腰を抜かす。ある男は、あてがないというあてを頼りに、ママチャリと寝袋を携えて南を目指す。そしてある少年は、やっとできた友達から、いるはずのない自分の姉に恋をしたと告げられる。街のはずれで起こったささいな出来事たちの、その結末とは…。

原作は漫画家・大橋裕之さんの『ソッキA』『ゾッキB』(カンゼン刊)。異例の大ヒットを記録したアニメーション映画『音楽』でも記憶の新しい、大橋さんの初期作品集で、どこにでもありそうだけれど探しても絶対に見当たらない、そんな小さな話が集まった素っ頓狂な作品です。

業界内でもファンが多い大橋作品。言い換えれば、実写化やアニメ化のハードルがかなり高い作品ですが、そのプレッシャーを買ってでた監督が3人います。

竹中直人・山田孝之・齊藤工という日本の映画界を語るに欠かせない俳優陣です。俳優という枠にとどまらない活動をしてきた3人が集結し、今回実写版の映画『ゾッキ』として完成させました。

漫画内のキャラクターに形を帯びさせたのは、これまた豪華な出演者たち。祖父から嘘の教えを聞くりょうこ役に吉岡里帆、「あてがないというアテを頼りに、とにかく南へ」とママチャリと寝袋で旅に出た藤村を松田龍平、友達の架空の姉に恋焦がれる青年・伴くんを演じたのは、お笑いコンビ・コウテイの九条ジョーです。

ほか満島真之介、森優作、鈴木福、竹原ピストル、安藤政信、ピエール瀧、倖田來未、松井玲奈、國村隼…などの、まばゆいメンバーが脇を固めます。大橋作品を彩るに欠かせない音楽はCharaが担当。初めて音楽監督を務めました。

字面だけでも規格外れな内容の本作ですが、それを支えたのは大橋さんの生まれ故郷であり、原作が生まれた聖地でもある、愛知県蒲郡市。官民一体の「映画『ゾッキ』蒲郡プロジェクト委員会」が組成され、製作から公開まで全面支援が行われました。

カテゴライズも形容も不可能な映画が、いまここに産み落とされました。公開は4月2日(金)、あなたのゾッキを見つけてきてください。

…そして! 本作の公開を記念して、フイナムでは大橋先生とあるひとの対談を敢行。
大橋さんのファンだと公言するあのお笑い芸人が登場します。来週公開予定、お楽しみに!

INFORMATION

映画『ゾッキ』

原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊)
脚本:倉持裕
監督:竹中直人、山田孝之、齊藤 工 
出演:吉岡里帆、鈴木福/松田龍平ほか
音楽監督:Chara

製作幹事:and pictures ギャガ
支援:映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会
後援:蒲郡市
配給:イオンエンターテイメント
宣伝:ガイエ
©️ 2020「ゾッキ」製作委員会 (C)Hiroyuki Ohashi / KANZEN 2017

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