食べるだけで満足ですか?
手間暇かけて出来あがった食材や料理。もちろん舌で鼻で味わって食すのも乙ですが、その愛らしいフォルムをずっと眺めていたい、そばに置いておきたいと思ったこともあるはず。
今回紹介するのは、同じようなことを考え、実際にあるものを作ってしまった、それはそれは夢のような話。
こてんと転がる食材たちを作ったのは、ブルックリン在住の松尾由貴さん。架空のグローサリーショップ「ユキ&ドーターズ(YUKI & DAUGHTERS)」をひらき、パンやチーズなどをフードオブジェクトとして製作しています。
1点1点手づくりされたそれはひとつとして同じものはなく、その縫い目や偶然できたであろう皺にまで愛着が湧いてしまいます。食べることはできないけれど、目においしく、数日どころか数十年先まで時間を共にできます。
さてこれらがどこで手に入るかというと、帆布バッグの可能性を押し広げているブランド〈テンベア(TEMBEA)〉。ものが持つ温もりを大事にする両者の共演は、どこか納得がいきますよね。
そして、このコラボを記念して「BAGUETTE TOTE」を発売。2種の展開予定で、食にまつわる頓知が、欧文で爽やかにプリントされています。
冷凍、真空…食を長持ちさせる方法はいろいろありますが、松尾さんのオブジェはその永遠のテーマに対して、別の角度から、いとも軽やかに提示してみせました。…と小難しいなことを言いましたが、やっぱり食べ物ってかわいい!楽しい!
BIG GROCERY SHOP by Yuki & Daughters
アイテム:PARISIAN (パリジャン)
参考価格:¥12,000
サイズ:58cm × 7cm × 5cm
素材:コットン・ブロードクロス、ポリエステル綿
アイテム:WONDER BREAD(ワンダーブレッド)
価格:¥9,800
サイズ:10cm × 10cm × 32cm
素材:キャンバス、ウール、ポリエステル綿(オリジナルパッケージ入り)
Tokyo
日時:4月17日(土)〜4月25日(日)
場所:東京都渋谷区神宮前1-1-12 #103
電話:03-3405-5278
Kyoto
日時:4月29日(木)〜5月9日(日)
場所:京都市中京区布袋屋町527
電話:075-221-5278