“アートと生活空間の共存”をテーマに掲げる現代アーティスト、MHAK as Masahiro Akutagawa(以下、MHAK)。グローバル企業へアートワークの提供を行うほか、2017年には〈アディダス スケートボーディング(adidas Skateboarding)〉からシグネチャーシューズが発売されるなど、国内外から高い支持を得ています。
そんな彼の次なるコラボレーション相手は、あの「メルセデス・ベンツ」。MHAKさんのアートワークを纏った新型EV「EQA」が、東京・六本木の「EQ House」で展示されています。
「EQA」のフロントに施されたカモフラージュデザイン。この着想源となったのは「テストカー」です。開発途中の車の走行試験で使用されるテストカーは、ライバルメーカーにデザインなどを判別されないようにするため、車両に渦巻模様のグラフィックが描かれています。
そんなデザインをMHAKさん流にアレンジ。アートワークを精緻に落としこむことで、ボディラインの凹凸を不明瞭にし、まるで平面のように錯覚させます。これにより、世界に一台だけのアーティスティックなメルセデス・ベンツが誕生しました。
興味がある方は、ぜひ「EQ House」へ。会期は5月9日(日)まで。合わせて今回の展示用に描き下ろしたキャンバス作品が9点展示されているそうなので、そちらのチェックもお忘れなく。