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学び舎で過ごした時間も、雑誌に震えたあの頃の記憶も、インディペンデントマガジン『NEUTRAL COLORS』第二号が思い出させてくれます。

インターネットが紙に取って代わりつつある、とこの雑誌を前にして声高に言えるひとは、たぶんいないと思います。

加藤直徳さんが編集長をつとめるインディペンデントマガジン『NEUTRAL COLORS』は、「個人的なことが最もクリエイティブである」を標榜し、作り手が己の足で訪れ、目で見たものを丁寧に丁寧に編んでいます。

前身である『NEUTRAL』『TRANSIT』『ATLANTIS』を経て、2020年5月に創刊された同雑誌ですが、人同士の物理的なつながりが希薄になりつつある昨今に、あらゆる国の”いま”をありのままの熱量で届けてくれました。

そしてこのたび第二号が発刊。すでに発売となっていますが、その気になるテーマと中面をすこしだけお見せしましょう。

編集長自ら数十年ぶりに小学校を訪ねる物語。
与謝の海支援学校で教育の原点を見つめ、ドイツでシュタイナー教育の魔法を知る。
ブータンのヒップホップシーンの多様な色彩、京大吉田寮のブラックホールに闖入する。
現役の先生による「ぶっちゃけ話」は2万字を超え、移民の子孫が学校で踊る。
その他、アイスランド、鹿児島、ブラジル…どこまでも「超個人的」な内容で問う「学校って何だ?」

写真からも伝わってくる、あらゆる事象への飽くなき探求、紙に対する異常な愛情…。舐めるように雑誌のページをめくっていた昔の感覚も、きっと襲ってくるはずです。

より詳しく知りたい方は、高山かおりさん(「Magazine isn’t dead.」主宰/ライター)のフイナムブログを読んでみてください。踊るような筆致で、この雑誌の素晴らしさが綴られています。

INFORMATION

NEUTRAL COLORS 2

特集:「学校」
装丁:加納大輔
編集:加藤直徳
発行:NEUTRAL COLORS
判型:B5正寸 257x182x15㎜
項数:256ページ
部数:6000部
価格:2,500円+税
ISBN 978-4-909932-06-8
WEBサイト

【NC×書店店主インスタライブ開催】
日時:5月28日(金)
出演者:黒田義隆さん(名古屋・ON READING店主)
※順次、公式Instagramにて発表

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