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プエブコの文化的活動とは? 三軒茶屋に突如できたスモールミュージアムの正体に迫ります。

三軒茶屋駅を出て国道246を渋谷方面に進み、「昭和女子大学」を過ぎたあたりの雑居ビルに入る〈プエブコ(PUEBCO)〉。2階に位置するため、ついつい見逃してしまいそうですが、意を決して入ってみるとそこには気の利いた雑貨が味のある什器に所狭しと並ぶ──そんな風景を目にしたことのあるフイナム読者もきっと多いと思います。

6月1日、この「プエブコ 三軒茶屋店」が、ブランドのアイデンティティを伝えるスペースへと様変わりしました。あのたくさんの商品や什器はきれいさっぱりなくなり、代わりに配置されたのは重厚なガラスの陳列ケース。例えるならスモールミュージアムのような空間と説明すれば分かってもらえるかもしれません。そんな場所でいま行われているのは、商品の販売ではなく、「B.C. PUEBCO展」です。

この企画展は何かというと、代表の田中裕高さんがこれまで世界を飛び回って見つけてきたアイデアの源泉を一つひとつキャプション付きで紹介し、ブランドのファンの方々に商品に至るまでのプロセスを知ってもらう試み。並んでいるものは、キッチュなパッケージに入った中国のテーブルクロスや古い絵の具のセット、キャンドルにしようと思ってやめたアメリカのロケットのミニチュア、何の変哲もないプラスチックのピルケース、うそ発見器用の記録紙…。これまで日の目を見ることのなかったものに田中さんは光を当て、価値を見出してきたことが分かります。



正直、筆者もリニューアルしたこの場所に足を踏み入れた瞬間は、以前のお店のイメージが頭に残っていたので何が何だか分かりませんでした。ただ、隣のスペースにはスタッフが常駐しているので気になることがあれば尋ねることも。タイミングが合えば、田中さんに直接質問できるかもしれません。

繰り返しますが、この企画展では商品の販売をしてないのでご注意を。あくまでここは〈プエブコ〉の文化的活動を知ってもらうための場所です。

大きな博物館に行くような心づもりではなく、ふらっと立ち寄るくらいがちょうどいいかと。見終わったあとは、ここから歩いて10分くらいのところにある「プエブコ 三宿店」、もしくは、「プエブコ 渋谷パルコ店」、オンラインストアで買いものを楽しみましょう。このブランドに対する見方が変わっているかもしれません。

ちなみに次回は「たまたまSDGs展」を開催予定とのこと。SDGsというワードは最近よく耳にしますが、“たまたま” というのはどういうことなのでしょうか? こちらもどんな内容になるのか楽しみです。

INFORMATION

プエブコ 三軒茶屋店

会期:6月1日〜終了未定
時間:11:00〜19:00(土・日・祝定休)
入場:無料
オフィシャルサイト
Instagram:@puebco_japan

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