ファッションを軸にしながらも、様々な文化、アーティストと交配していくレーベル〈5525ギャラリー(5525gallery)〉。
今度のお相手は、陶芸家の井上祐希氏。彼は400年の歴史を持つ陶磁器の産地、有田の出身で、良質な土、ロクロの高い技術に定評のある萬二窯の三代目として知られています。
また、人間国宝の祖父・井上萬二氏の作品は、豪華な絵柄が特徴的な有田焼において、白磁の美しさを活かした造形を示し、その新たな可能性を切り開いたことで「究極の白磁」と称されています。
今回〈5525ギャラリー〉とともに作り上げたお椀は、有田焼の特徴である磁器の白と色づけの青からは距離をとって、突き抜けたような色味、存在感を前面に出した快作となりました。
窯の特徴である白磁の美しさを引き立てる表現でありながらも、祖父・萬二氏の完成された造形美とも異なる方向性。
伝統的なものづくりを下敷きにしながら、祐希氏のストリートカルチャーへの憧憬、想いを落とし込んだ、一風新しいコレクションにぜひご注目ください。
6月12日(土)、午前11時より〈5525ギャラリー〉のオンラインにて発売開始となります。