南貴之と西野大士が“タンスの肥やし”を一軍入りさせる!? タップウォーターのパンツは日常着の究極形です。

蛇口をひねれば出てくる水道水（タップウォーター）。

ありがたい存在だけど、普段そんなことを意識しないくらい身近なものでもあります。

“ワードローブに身近な存在を”と立ち上げられたのが新ブランド〈タップウォーター（TapWater）〉です。

手がけるのはクリエイティブディレクター南 貴之さんと「NISHINOYA」ディレクター西野大士さん。

眠ったままだけど、捨てられない“タンスの肥やし”を互いに持ち寄り、現代の素材とアプローチで再編集していくブランドです。

デビューシーズンなると今回は、パンツ選びに対して一家言を持つお二人らしく、ミリタリーパンツとチノパンの2型。まさに少数精鋭。控えめに言って傑作です。

Cotton Ripstop Military Trousers 各¥28,600
COLOR：KHAKI、BLACK
SIZE：F

まずはミリタリーパンツのご紹介から。

ウィメンズ仕様のアメリカ軍のユーティリティパンツをベースに、メンズでも穿けるようモディファイ。

特徴的なウエスト周りのディテールを活かしつつ、ボタンの数を増やすことで、サイズとシルエットを自由に調整できるよう設計されています。

オリジナルの魅力はそのままに、腰回りの美しさを際立たせ、品の良さとミリタリーならではの無骨さを共存させています。

ななめ向きのポケットなど、オリジナルのディテールを踏襲し、生地もリップストップを採用

ウエスト周りには3つのボタンを備え、止める場所によってサイズ感やシルエットに変化が付けられます

細かいポイントですが、履いてみると結構違いが出ておもしろい

レディースの着用イメージはこんな感じ。ほど良いボリュームがあって素敵です

Cotton Chino Tuck Trousers 各¥28,600
COLOR：BEIGE、NAVY
SIZE：34、36

続いては、アメリカントラディショナルを代表する2タックチノ。オーバーサイズを選んでウエストをぎゅっと絞って穿くのも魅力的ですが、ウエスト周りが不恰好になってしまう。そんな問題点をウエストにゴムを入れ、ドローコードを通すことで解決したのがこの一本です。

フロントに大きく入った2タックやダブル仕立ての裾など、クラシックなディテールと気分なゆったりとしたシルエットを融合させています。

スニーカーやサンダルと合わせてもサマになる洗練されたシルエットです

蛇口ではなく、頭をひねって出てきた〈タップウォーター〉は、日常的なルックスですが、その裏には二人の知恵とアイデアが注ぎ込まれています。

その誕生秘話については、7月2日（金）19：00に公開される『フイナムのYouTube』にてお送りします。乞うご期待！