〈ポストオーバーオールズ(POST O’ALLS)〉がアメリカから日本に居を移して3年目。
以前のインタビューでは、「アメリカでつくったサンプルを着て日本の空港に到着すると、その服を脱ぎたくなる」と吐露していた大淵氏。
この年月の間に〈コロナ(CORONA)〉や〈10匣(TENBOX)〉とお茶目なコラボを繰り広げ、いい意味で再度ジャパナイズされてきたんじゃないでしょうか?
さて3年目といえば、社会人ならそろそろ大きなプロジェクトを任されるころ。ポストオーバーオールズではどんな大仕事をやってのけるんだろう、と思っていた矢先に、期待以上の新作登場です。
ブランド初のシャツとしてラインナップされた「No.1 Shirt」をご存知でしょうか?
今回はそこへ原点回帰。当時の雰囲気をたっぷり纏いつつ、いまの時代のために仕立て直された新型「De Luxe」です。
当て布をしたりVステッチ、カンヌキ止めを施したりと、ディテールにアメリカンワークウェアへのリスペクトを感じます。
左右同型でサイズ違いの胸ポケットは、現代風ガチャポケなんでしょうか?そんな妄想すら掻き立てられます。
素材のバリエーションも、肉厚なシャンブレーからインディゴジャガード、フランネルブロックチェックなどなどオールスターがなんと10種類も勢ぞろい。
あのころを知るひとに手にとってほしいのはもちろん、〈ポストオーバーオールズ〉をこれから知るひとにとっては、ベストな1着目になりそうです。