SDGsが目標として設定されて以来、身近なものを見直す機会が増えました。これまで廃棄していたものを再生させたり、気づいていなかったものを資源に変えたりと、実にさまざまな取り組みが行われています。
なかにはちょっと意外なところに目を向けている人も。〈ジャパンブルージーンズ（JAPAN BLUE JEANS）〉が2020年から展開しているのは、バナナでつくったデニムコレクション。
このバナナデニムは、吸水性・吸湿性・耐久性も高く、コートジボワール綿と混紡することで、仕上がりもさらりと麻のような風合いに。想像以上に質の高い生地として、開発は成功を収めました。
でも、なぜバナナなのか。
それはバナナが一度しか実をつけず、収穫後はその茎を廃棄しているとディレクターの岸本氏が知ったことに起因するそうです。
今回、このコレクションに「イージーテーラードジャケット」「イージースラックス」「エコバック」の3アイテムが新たに加わります。
イージーテーラードジャケット ¥33,000
サイズ：S,M,L,XL
ジャケットは細身なシルエットですが、ダーツを入れて曲線を出し、タイトすぎずリラックスした印象に。
イージースラックス ¥24,200
サイズ：S,M,L,XL
逆にゆったりとしたシルエットで履き心地が抜群のスラックスは、足首に向かってテーパードを効かせることですっきり見せています。
エコバッグ ¥5,995
エコバッグはバナナを思わせるイエローのパイピングがキュート。バナナ繊維で編まれたシャンブレー生地が爽やかです。
天然繊維のコットンやリネンは、生産者の減少とともに供給量も減ってきています。バナナデニムは素材の良さで引けを取らず、環境に配慮したエシカルさもあります。
コットンやリネンに代わる第三の素材として、これから台頭する日が来るかもしれませんね。
