これまで培ってきたカルチャーとトレンドをぎゅっと詰め込んでリニューアルを果たした「フリークス ストア 1号店」改め、「“The Camp” FREAK’S STORE」。大盛況だったオープン初日から1年経ったところで、改めて訪れてみました。
リニューアルオープンの当初から変わったこと、変わらないことをいま、お届けします。
訪れたのは9月18日(日)、オープンから1年とちょうど1週間経ったころでした。1周年記念イベント中で、お昼過ぎで少し落ち着いていたものの、相変わらずかなりの賑わいです。
と思いきや、通常の休日も同じくらいお客さんが来ているとのこと。恐るべし。
キャンプの行き帰りに立ち寄ったり、レジャースポットとして1日遊んだりなど、いろんなひとが来るものの、とにかくリピーターが多いのが特徴です。
おそらく、毎週ポップアップや特別出店など、小さなイベントを開催しているのがその理由。「あそこに行けば、何か楽しい体験が待ってる」と感じさせてくれる場所なのです。
今回は1周年記念とあって、いつもの数倍豪華な祭典に。外までずらっとキッチンカーが立ち並びます。地元・古河市のお店もあれば、他県からきたお店もあって、いろいろなひとや文化が交差していました。
中でも目を引いたのは、スケーターキッズたち。ヤシの木の下でプロスケーターの指導を受けながら果敢に挑戦する様子は、アメリカンカルチャーそのもの。
さてお店の中は、アウトドアとアパレルのゾーンがあり、シームレスに行き来できる仕様。“アメリカの豊かさを伝える”という「フリークス ストア」の意志はそのままに、さまざまなエッセンスが落とされた商品ラインナップはオープン当初からブレていませんでした。
ひときわ目に付いたのは、1周年を機に「フリークス ストア」が立ち上げたアウトドアブランド〈ヴァンライフ サプライ バイ フリークス ストア(VAN LIFE SUPPLY by FREAK’S STORE)〉。
コンパクトかつ快適なアウトドアスタイルである車中泊での旅を軸に、アパレルブランドならではのかわいさを残したアイテムの数々は、いま、世の中で求められているものばかりです。
シートカバーやチェアクッションなどの小物だけでなく、テントまでつくってしまったことには驚きです!
アパレルゾーンでは古着が並ぶ中で、トレンド感たっぷりのサウナグッズも置いてあったり。古き良きものと新しくてクールなものが混在しているのに、これがかっこいいんです。ところどころで見られた「フリークス ストア」の力量には、脱帽。
奥ではアートな催しも。ハウスブランド〈フリーダ(Freada)〉は、アーティストのLee Izumida氏を迎え、アメリカから買い付けたヴィンテージトートバッグに絵を描きいれるライブペイントを実施。親子や女性がワクワクした顔で参加しているのが見受けられました。
このイベントといい、手がけられたアイテムといい、「フリークス ストア」的スピリッツは残しつつ、無骨過ぎないレディな〈フリーダ〉のブランドイメージは、ディレクターの小笠原氏の手腕でしょう。
アウトドアゾーン、つまり「Orange(オレンジ)」の方は、ごちゃまぜな陳列でマニアの魂を疼かせます。入った途端に見える、1周年記念パッケージのメタリックな「ほりにし」が、ひときわ輝きを放っていました。
他にもあれやこれやと、よそではなかなか買えないキャンプギアたちが一堂に会し、キャンパーたちが宝物探しの気分で物色していました。
二階に上がると、少しゆとりをもたせた空間の中に、ファニチャーや雑貨が並びます。着るものや遊ぶものを超えて、住まいまで面倒を見てくれるところが頼もしい。
ただものを売る場ではなく、遊び場として機能していた「“The Camp” FREAK’S STORE」。これからもひとが憩う場所として続いていきそうです。様子を見にまた来年も…と言わず、次の週末にでも遊びに行きたい!