シューズにおいて、アッパーとソールは、別々につくられたものを縫ったり貼り合わせたりするのが通例です。でもほんの一握りだけ、まったく違った製法を用いている工場がありました。
それがスニーカーやワークシューズの〈ムーンスター(MOONSTAR)〉が佐賀県に持つ自社工場です。そこでつくられるレザーシューズライン「シナリ(SHINARI)」の新作がリリースされます。2021年春に立ち上げ時同様、秋冬シーズンもスニーカーの軽快さと革靴ならではの品性が両立されています。
このハイブリッドシューズを可能にしているのは、“第三の製法”と呼ばれるDUS式製法です。
靴型にソール材の液体を流し込み、成形と接着を同時に完遂。さらにクッション材などを使わず、アウトソールをしならせてクッション性を生み出すという独自の手法を取ることで、見た目も一層スタイリッシュに。
そうして新たに誕生したのが、この3型。ブーツタイプとミュールに分かれています。
素材と製法の特徴を生かすという哲学のもと、シンプルな素材だけを使い、軽量かつフィット感に優れたシューズに仕上げています。
親しみやすさもありながら上品さを忘れないアイテムは、ユニセックスなので、夫婦やカップルで揃えても小粋な感じ。発売に合わせて、10月3日(日)まで「MOONSTAR銀座旗艦店」で、「SHINARI FAIR」も開催中なので、実物を見に足を運んでみては。