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【FOCUS IT.】年末年始は温泉でしょ! マスターピースと城崎温泉が贈る、湯巡りに特化したバッグの真価。

冬だ! 年末だ! 温泉だ!

「じゃあどこ行く?」ってことでオススメしたいのが城崎温泉。兵庫県の北の北、日本海からほど近いロケーションに位置する、関西屈指の温泉街です。

今年10月、開湯1300年の節目を迎えた城崎温泉と、バッグブランド〈マスターピース(master-piece)〉による異色のコラボが実現。7つの外湯を自由に行き来できる1dayフリーパスがセットになった「湯巡りバッグ」がリリースされました。

パスの有効期限は5年間。でも遠出するならいまがチャンスだし、いくら暖冬と言われても寒いものは寒い。てなわけで早速、温かい湯船を求めてひとっ旅してきました。

KINOSAKI ONSEN × master-piece YUMEGURI BAG S 各¥9,900
KINOSAKI ONSEN × master-piece YUMEGURI BAG L 各¥12,100
その名の通り“湯巡り”をテーマに製作されたバッグ。生地は透湿防水性に優れた3レイヤーナイロン、フロントポケットには止水ファスナーを採用。メインコンパートメントは濡れたタオルと衣類をセパレートできる2層式。至ってミニマルなデザインでありながら、〈マスターピース〉らしく実用性に富んだアイテムに仕上げられている。

レトロモダンな温泉街、城崎温泉。

東京駅から城崎温泉まではおよそ5時間。今回は東海道新幹線に乗って京都駅で下車し、そこから特急きのさきに乗り換えるルートを利用しました。ちょっと遠い? いやいや、温泉街に行くんです、長距離移動で疲れを溜めておくのもひとつの策でしょう。

駅から数秒歩くと、温泉街特有のレトロな街並みが広がります。通りには土産屋や飲食店が並び、温泉卵や湯上がりソフトクリーム、カニ焼き(⁉︎)といった食べ歩きグルメも大充実。路地裏にはスナックやバーもあるので、夜の一杯を探すついでに散策してみるのもありです。

風情ある街並みが楽しめる一方で、モダンな雑貨屋やカフェが多いのも城崎温泉の魅力のひとつ。豊岡鞄専門店「蔵」では「湯巡りバッグ」の取り扱いもあり、ここでしか買えない別注カラーも用意されています。ご当地限定のコーヒーミルクやクラフトビールは、SNSでもたくさんの「いいね!」を稼いでくれそうです。

冷えたカラダを優しく温める7つの外湯。

温泉街をたっぷりと満喫したところで、本題の外湯巡りをスタート。

まずはバッグに付属した引換券を駅前の観光センターで提示し、1dayフリーパスと交換。外湯の受付に設置されたバーコードリーダーにスキャンすることで、営業時間中は何度でも入浴できるという仕組みです。

【さとの湯】

最初に向かったのは、駅の真横にある「さとの湯」。3階の露天風呂からは周辺に広がる雄大な山河が一望できるため、明るい時間帯の入浴が狙い目。温泉のほかに乾式とフィンランド式のサウナも用意され、露天風呂の横にあるベンチに腰掛ければ絶景を眺めながら外気浴を楽しむこともできます。

【一の湯】

お次は「一の湯」。ここの名物は、天然の岩盤を削ってつくられた洞窟風呂。まるで地下の秘密基地で湯船に使っているかのような、不思議な温浴体験が味わえます。ちなみに「一の湯」という名前は、江戸時代の名医・香川修徳が「天下一の温泉」と賞賛したことに由来しているそう。

【御所の湯】

最後に向かった「御所の湯」は、開放感のある庭園露天風呂が魅力的。昨年リニューアルしたばかりで、モダンでありながら風情ある借景も満喫できます。お湯はアッツアツなので、一泊二日でお過ごしの方なら起き抜けに入浴するのが吉かもしれません。

今回巡りきれなかったほかにも、城崎温泉には「鴻の湯」「まんだら湯」「柳湯」「地蔵湯」といった4つの施設があります。それぞれ効能も違えば趣も異なる外湯。どこに行こうかとあれこれ考える時間も、楽しいひと時になるに違いありません。

ファッション×観光地が生み出す相乗効果。

さて、ここからはこのプロジェクトを企画した〈マスターピース〉のターン。プレスの福井さんの話に耳を傾ければ、城崎温泉とのコラボやバッグに込められた機能の真価とアツい想いが伝わって来るはずです。

ーバッグブランドと温泉街による、前代未聞とも言えるコラボ。今回のプロジェクトの経緯を教えてください。

城崎温泉がある豊岡市に、〈マスターピース〉が自社工房を構えていまして。コロナ禍で観光業が苦しんでるというニュースを目にするなかで、同じエリアを拠点とする者同士が観光業と生産業をクロスオーバーさせることによって、新しい価値観を見出せるのではないかという思いからから、コラボを提案させていただきました。ファッションという土壌で培ってきたものづくりを活かすことで、これまでにない面白い取り組みができるんじゃないかと思ったんです。

ー「湯巡りバッグ」が発売されて、反響はありましたか?

既に近隣の方は利用し始めてくれてるみたいです。「東京から来ました」って声はまだ聞いていないのですが、関東圏からの注文もすごく好調です。フリーパスは5年間有効なので、好きなタイミングに来ていただければと思ってます。

ー直営店を構える台湾の反応はいかがですか?

向こうに温泉文化が根付いているからか、一瞬で売り切れました。もともとインバウンドに強い温泉街だったので、海外へ行けるようになったタイミングでフリーパスを持った台湾の方がたくさん来てくれるかもしれませんね。いろんな人に城崎温泉を知ってもらうってことがこのプロジェクトのゴールでもあるので、すぐの来場に繋がらずとも、城崎を知ってもらえたら嬉しい限りです。

ーこれまでの〈マスターピース〉というと、“機能を詰め込んだバッグ”というイメージが強かったのですが、今回は“機能を選択したバッグ”という印象でした。

確かにそうかもしれません。普段はバッグの機能を追求してものづくりをしているのですが、「湯巡りバッグ」は温泉にまつわるさまざまなシーンを想定してつくっているので、そこに必要のない要素は極限まで削ぎ落としています。でも、ぼくらとしては、このバッグがきっかけとなって城崎温泉に人が訪れるということも、ひとつの機能として捉えていて。そういう意味では、機能が充実したバッグと言えるんじゃないですかね。

ー観光地とだから生み出せた機能を搭載しているというわけですね。デザイン面のポイントはありますか?

温泉街とのコラボということで、巾着ぽいフォルムが綺麗に出るように意識しました。浴衣はもちろん、ショルダーバッグとしても背負えるので普段着にもよく合います。和テイストのデザインとテック感のあるナイロンのコントラストも面白いですよね。それと、「S」と「L」の2サイズがあるのは、男女で分けているのではなく、バスタオルの有無を想定したサイズ展開。入浴のレベルが上がると、ハンドタオル一枚で全身拭けちゃうらしいんです(笑)。

ー熟練者の為せる技ですね(笑)機能を削ぎ落とした分、デザインもシンプルになっているので、性別問わず使えそうです。最後に、福井さんが思う「湯巡りバッグ」の最大のポイントを教えてください。

やっぱり、温泉のフリーパスですかね。街全体を巻き込んだプロジェクトというのは、ファッションブランド同士ではなく、城崎温泉との取り組みでしか成し得なかったんじゃないかと思ってます。もちろん街湯やデイリーユースでも使えるので、手に取ってくださった方々がいつでも城崎温泉を身近に感じていただければ。そんな思いが詰まったアイテムです。

INFORMATION

MSPC PRODUCT PRESSROOM

電話:03-3796-1296
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