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連載「憧れの逸品」No.228 性差も時代も超えるカルティエのリング。

〈カルティエ(Cartier)〉のシグネチャージュエリーのひとつ、「トリニティ」はメゾンの名声を決定づけたといわれる三代目、ルイ・カルティエが1924年に完成させたリングだ。現在そのラインナップはブレスレット、イヤリング、ネックレスへと広がっている。

故ダイアナ妃などの多くの女性を虜にしたが、ゲイリー・クーパーやジャン・コクトーといった男性にも愛された。いままた注目を集めているのは、このジェンダーレスな佇まいゆえである。

トリニティという言葉は神、キリスト、聖霊を一体とみる三位一体を意味するそうだが、3つのリングが絡み合う「トリニティ」はまさにその名に恥じないハーモニーを奏でている。目の肥えた人々のあいだではアール・デコの真髄を極めたと賞賛された。

蛇足ながら、トリニティといえば映画『マトリックス』で主人公のネオを救い出す女性がこの名を与えられていた。『マトリックス』はギリシャ神話や古代エジプト史、キリスト教といったいにしえの欠片がさまざまなかたちで顔を覗かせる。

王道の一本を手に入れたいならホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドがトライン(トリニティの動詞形)したモデルの一択だが、少しモダンに、というのであればホワイトゴールドにセラミックを噛ませた一本がいい。


「トリニティ」リング
ホワイトゴールドのリングとセラミックのリングを組み合わせたタイプ。¥158,400


「トリニティ」リング
こちらはホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドの3つが絡み合う一品。¥169,400


「トリニティ」ブレスレット
こちらは上で紹介したリング同様、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドの素材を使用。幅はそれぞれ2.8ミリ。¥841,500

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

カルティエ カスタマー サービスセンター

電話:0120-301-757
オフィシャルサイト

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