クラークスの銘品デザートブーツに、エンダースキーマがピースを刻む。欲張らないデザインだからこそ、この表情です。

いよいよ今年も終わりかと年の瀬モードの方、落ち着くのはまだまだ早いですよ。あなたの胸を高鳴らせるコラボニュースが届きました。

手合わせしたのは、〈エンダースキーマ（Hender Scheme）〉と〈クラークス オリジナルズ（Clarks ORIGINALS）〉。190年以上の歴史を誇る〈クラークス〉の一軍選手「デザートブーツ」が今回のベースになっています。

ちなみに「デザートブーツ」は、戦時中、ビルマに駐留していたイギリス軍が履いていたシューズがルーツなんだそう。スニーカーほどカジュアルではないけれど、革靴ほどドレッシーでもない。どちらともつかない雰囲気が、ファンを惹きつけてやまない理由のひとつですよね。

そんな語り継がれる銘品をどのようにアレンジしたのかというと、トゥにご注目を。〈エンダースキーマ〉による新しい意匠であるピースモチーフのデザインディテール「peace tip」を、外縫いしたシームラインによって表現。通常のモデルよりも親しみのある表情です。

素材選びはオリジナルに忠実に。アッパーは、上質なスエードで知られる英国の「C.F.ステッド社」のきめ細かくしなやかなスエードを採用。汚れにくく撥水性があるので、さまざまな場面で着用できるのが嬉しいものです。

ソールは、耐摩耗性と弾力性に富み、返りのいいクラークス社独自のクレープソール。天然のゴム樹木の樹脂を手作業でシート状にして寝かせ、時間をかけて製作しています。このアッパーとソールを、ステッチダウン製法で縫合することで、デザインに奥行きも生まれます。

これまでさまざまなコラボをしてきたモデルだということを踏まえると、あれもこれもと手を加えたくなるところですが、さすがは〈エンダースキーマ〉。オリジナルの魅力を掬いながら、モダンなデザインをほんのすこし加え、またとない一足に仕上げました。

さて、気になる発売詳細はというと、12月28日（火）から抽選受付開始、2022年1月8日（土）から一般発売というスケジュールです。両ブランドの個性やコンテキストが意匠として交わり合ったプロダクトを、ぜひ新年最初の一足として迎えてください。