鹿の皮でつくった、スピリッツのお酒。エンダースキーマと千葉の蒸留所ミトサヤによる、ものづくりの結晶です。

コロナの影響で家飲み需要が増えたと同時に、家飲みにあわせた取り寄せ酒、それも各地方に散らばる醸造所・蒸留所のお酒が注目をあびるようになりました。

今回紹介するのは、千葉県は夷隅郡大多喜町にある蒸留所にある蒸留所「ミトサヤ（mitosaya）」、と、なんと〈エンダースキーマ（Hender Scheme）〉とのコラボアイテム。つくったのは、鹿皮を蒸留したスピリッツでした。

「ミトサヤ」は自社で栽培する果樹や薬草・ハーブ、全国の信頼できるパートナーたちの作る豊かな恵みを使い、発酵や蒸留という技術を用いてものづくりを行っています。「自然からの小さな発見を形にする」をモットーに、これまでに150種を超える蒸留酒、季節の恵みを閉じ込めた加工品、プロダクトなどをリリースしてきました。

そんな「ミトサヤ」と、“ものづくり” というキーワードで共鳴した〈エンダースキーマ〉は、数年の歳月をかけてレザーを蒸留した特別なスピリッツ「DEAR DEER」をつくりました。

口に入れても無害なレザーを探し、たどり着いたのは鹿の皮。通常のなめし工程で使うタンニンや薬剤を使わず、鹿の皮に付着した不純物を全て手作業で取り除いた生皮と、冬の山に蔓性の真っ赤な実をつける和胡椒、フウトウカズラを蒸留し、オークバレルで熟成させることでつくられました。

実は2021年に開催した「mitosaya open day」で初めて試作品を公開し、2022年には鹿皮とフウトウカズラを熟成した「DAPPER PEPPER」をリリースしていて、今回ついにアップデートの末、完成したそうなんです。

具体的な改善点としては、前回の「DAPPER PEPPER」では鹿皮をライススピリッツに浸漬し熟成したのに対し、今回の「DEAR DEER」では、皮そのものを蒸留することで、より繊細に鹿皮のフレーバーを抽出。干草のような穏やかな野生味と和胡椒の爽やかな刺激による、奥行きのある味わいを楽しめるのだそう。
 

容量は2サイズ展開で、お試し感覚で味わえる100mlと、家でじっくり向き合える500mlの2サイズ展開。それぞれ、〈エンダースキーマ〉によるベジタブルタンニンレザーのボトルラベル、特製のレザーホルダーが付属します。飲み終わったあとはちょっとした小物入れに使うこともできてうれしいものです。
 
販売は、8月21日（月）より、スキマ4店舗と「ミトサヤ」のオンラインショップの全5店舗にて。

また、リリースを記念として、8月19日（土）、20（日）の2日間限定で先行ローンチイベント「mitosaya x Hender Scheme DEAR DEER」を東京・蔵前にて開催するとのこと。「DEAR DEER」が味わえるほか、「ミトサヤ」プロデュースのケータリングフード、コースターやトレイ、ノートブックといった〈エンダースキーマ〉のプロダクトを用いたコラボレーションアイテムも販売。もちろん「DEAR DEER」の購入も可能です。

なお、イベントに先駆けて、「ミトサヤ」のオンラインショップでは、〈エンダースキーマ〉によるレザーホルダー付きのテイスティンググラスを販売。購入者は会場でグラスを受け取り、首元にグラスを下げてお酒を嗜みながら、食事や買い物を楽しめます。詳細は以下のインフォメーションにてご確認を。

一見意外な組み合わせに思えた「ミトサヤ」と〈エンダースキーマ〉。ひたむきにものづくりに勤しむという共通点をもつ両者が、長い時間をかけて完成に至ったスピリッツは、他のどのお酒にもない味わいのはず。ぜひ体感してみてください。