CLOSE
NEWS

ウニ イロイカスがつくる、タイムレスな服。22年のルックブックが到着しました。

大阪を拠点に、異色の服づくりを行う〈トモ キシダ(tomo kishida)〉。異色と形容するのは、綿花の栽培から服に至るまでの全ての工程を自ら行っているからです。

そんな〈トモ キシダ〉のレーベルのひとつ〈ウニ イロイカス(uni iroikas)〉から、2022年のルックブックが到着しました。

ちなみに、ブランドの全貌は、デザイナーの岸田さんのインタビュー記事で紹介しているので、気になる方はこちらを先にご覧ください。

古くなった布を裂いて、織物の材料として再利用する裂き織を駆使し、一点ものの服を作り上げる〈ウニ イロイカス〉。

今回のコレクションでは、服をつくる過程で役目を果たしたトワル、織物工場で生地を織る際に切り落とされる廃材、服を仕立てるには足らない半端生地など、行き場を失った生地を再利用しています。

もちろん、廃材を使用しているから、全ての服は一点もの。そして、そのどれもが手作業でつくられ、一着の制作期間は数ヶ月に及ぶそう。既製品にはない、趣や温かみが服に宿っているのは、血の通った工程を経ているからこそ。

ファッションというよりも、もはやプロダクトと呼ぶのが正しいのかもしれません。〈ウニ イロイカス〉がつくるのは、性別も時代も関係なく、後世に残っていくものです。

また、裂織りを軸にデザインの可能性や面白さを追求することが、結果としてアップサイクルな物づくりに繋がっています。声高にサスティナブルが叫ばれる世の中ですが、本質的なサスティナブルはこういったクリエイションのことではないでしょうか。

注釈を添えておくと、〈ウニ イロイカス〉は、普段はコレクションとして服作りを行なっているわけではありません。あくまで一点物の作品を作り続けていて、その作品群を写真でまとめたのが今回のルックというわけです。

今回紹介した新作は、4月末から福岡・東京・京都で開催予定のイベントでお披露目される予定。実際に見て触れて、岸田さんと〈ウニ イロイカス〉のこだわりを体感してみてください。

INFORMATION

tomo kishida

オフィシャルサイト
Instagram

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS

関連記事#tomo kishida

もっと見る