伝書鳩のマークが目印の〈ポスタルコ（POSTALCO）〉。文房具のイメージが強い彼らですが、実はウェアのものづくりにおいても支持を集めているのをご存知でしょうか？
そのいい例として、今シーズンから新色が加わったシャツを挙げさせてください。
フリーアームシャツ 02 ライトコットン
オフホワイト ¥28,600
要となる生地は、日本産のオリジナルの軽やかな天然のコットン地。強く撚った糸と、あえて緩く毛羽を内側に巻き込んだ糸を交互に織ることで、独特なドライなタッチ感をつくり出し、快適な着心地を実現させます。
さらにワッシャー加工を施すことによって、生地が柔らかくなり、身体に馴染みやすいのだそう。シャツにありがちな着せられている感も、この一枚には無縁というわけです。
また、後染めしているので、着込むことで自然な風合いにエイジングしていきます。長い目で着ていくことを考えているあたり、さすが〈ポスタルコ〉といったところでしょうか。
さらに特筆すべきは、オリジナルのスパイラルショルダー。その名が表しているように、上下左右と腕を自由自在に動かしやすいつくりになっています。
普通のシャツは袖が長いチューブ状になっていて、腕を動かすと多少は自由がききますが、縫い目によって引っ張られて下手をするとシャツが裂けかねません。その対策として伸縮性のある素材を使うという手もありますが、〈ポスタルコ〉はコットンの着心地を優先し、その代わりパターンで動きやすさを叶えることに。
日本の腕利きのパタンナー、職人さんたちとコラボレーションをしてたくさんのサンプルをこしらえ、ようやくひとつの型を完成させたのです。それがこの1枚。バックスタイルを見ると、その努力の跡が見て取れます。
ダークブルー（新色）
チャコールグレー（新色）
40年以上の歴史を持つ日本の工房で製作されているということで、ふしぎと安心感もあります。すでに店舗とオンラインストアでは発売がはじまっているとのこと。
自ら ”動くための服” と位置付けたこのシャツ。夏を不自由なく楽しみたいひとには、この自由な腕まわりのきくシャツがきっと必要なはずです。
