ボタニカルに、アート、ファッションという概念を持ち込んだブランド〈ザ ランドスケーパーズ(The Landscapers)〉。
そのフレグランスラインとして、 目に見えない香りのデザインだけではなく、見えるデザインからアプローチするというコンセプトでプロダクトをリリースしている〈センタホリック(SCENTAHOLIC)〉から、初のアーティストコラボ商品がリリースされます。
〈センタホリック〉のハンドサニタイザーの特徴であるアルミボトルを包み込むレザーカバーを、ひとつのアートキャンバスとして見立て、今後は様々なアーティストとのコラボレーションを展開していくとのこと。
第一弾は、代表作「eye water」シリーズによって近年注目を集めている 橋爪悠也のコラボレーションです。
レザーカバーに、 橋爪悠也が今回の企画のために描き下ろした「eye water」をUVプリント。1つ1つ彼の直筆サインが入り、レザーカバーと同じ作品がプリントされた専用の箱に入れて、限定150個での販売となります。
アートとフレグランスの全く新しい交差点を描き出した、意欲作。明日、7月9日(土)より発売開始です。
The Landscapers
@the_landscapers_japan
@scentaholic_official
橋爪悠也
1983年岡山県生まれ、現在は東京を拠点に活動。独学で制作を始め、単色で彩られた地を背景に、一粒の涙が目から零れ落ちる瞬間を日本のアニメ的な描画方法によって描いた一連の作品シリーズ「eye water」によって近年注目を集めている。
橋爪は、オリジナリティの不在を逆手にとるように、架空性・匿名性を徹底させた作品の制作をはじめ、 2016年に開催した初めての展覧会では、実際には存在しない新種の植物を発見するという架空のストーリーをベースにした、ユーモア溢れる映像やイラストを含んだインスタレーション作品を発表した。
同時に、幼少期より触れ続け、その丸みを帯びた造形に惹かれていたというドラえもんをはじめとする藤子・F・不二雄の描写を参照しながら人物や動物の姿を描いた作品を発表。いかにして虚構として完成度の高い藤子・F・不二雄の作品を生み出すか、ということを着想源に制作された作品群は、当初はシルクスクリーンで制作されていたが、発表を重ねながら徐々にアクリル絵具も用いられるようになり、描写においても涙という象徴的なものや細部の描き方において 橋爪悠也ならではの要素を増していく。
そこには、虚構とともにオリジナルとの間に生じるズレの体験をいかにして組み込んでいくのか という新たな側面も垣間みられる。東京や岡山を中心に自主企画の展覧会を重ねながら、ロンドン、香港、ソウルなどでの展覧会にも参加。2021年には上海にて大規模な個展「eyewater SHANGHAI」(powerlong art center)が開催された。
Yuyahashizume
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