スタジオニコルソンとザラによる、すべてのひとのワードローブになりうるカプセルコレクション。

「Studio Nicholson + Zara Man」のカプセルコレクションが9月12日（月）に発売されます。

〈スタジオニコルソン〉の創設者でクリエイティブ・ディレクターのニック・ウェイクマンが「80年代のNY風でお気に入り」と言う、プレッピーな香り漂うレザーブルゾンや〈スタジオニコルソン〉の定番的なシルエットでつくられたカーゴパンツなどのコンフォータブルな服をはじめ、フットウェア、アイウェア、スモールレザーグッズ、そして〈ザラホーム〉のブランケットに至るまで、さまざまなアイテムが用意されています。

世界中にカスタマーを持つ〈ザラ〉だからこそ実現できる「優れたデザインとは、誰もがアクセスできるものでなければならない」というコンセプトのもと実現した今回のユニークなコラボレーション。メールインタビューのなかでニックは「このカプセルコレクションの品質や製造に一切の妥協はありません」と答えます。

続けて彼女は、自身の哲学と照らし合わせながら、「私たちが着るものは、すべて設計された製品。材料となる布が最終的に目的に沿う必要があるので、どのように機能するか見計らって形をつくります。そういった部分でも私は〈スタジオニコルソン〉の価値をよく表現できたと確信しています」と話し、グローバル展開する〈ザラ〉とのパートナーシップが、自身の美学を体現する好機であったと語ります。

Photo_Craig McDean

例えば、写真家のクレイグ・マクディーンがニューヨークで撮影したビジュアルは「Studio Nicholson + Zara Man」のテーマやコンセプトを視覚化しています。「彼の光の使い方はとても美しく、絶妙」とニックが言う写真は、被写体それぞれのインディビジュアルな魅力を捉えながら、シンプリシティと洗練、知性、そしてそこはかとない遊び心がコレクションを形づくるエッセンスであることを伝えています。

柔軟で、計算し尽くされたカッティング、のびのびとした動きと都会的なレイヤードスタイル ―― それらはどれも、ニックが思考するいまの時代の着こなしのアイディアには欠かせないものだといえそうです。

Photo_Craig McDean

オフィシャルのステイトメントで、「すべてのコレクションに対して、まずは基盤を固めることからはじめ、建築家が建物を設計する過程と同じような姿勢」で取り組むという彼女は、こうも語っています。

「快適で明快かつ日常生活に適した着回しやすい服を、誰もが日々容易に選べるようなワードローブづくりを意識してきました。服とは、私たちの気分を高め、動きやすくなければならない、そして決して時代遅れであってはならない」

思いもよらぬ出来事によって刻々と変化する日常、そしてチューニングを強いられる日々の生活。本当に必要としているものと簡単に出会えることほど重要なことはありません。地域やコミュニティも選ばず、手の届く場所にそれらがあること。〈ザラ〉のグローバルプラットフォームを介して、彼女は「ブランドの美学をアピールできるエキサイティングな機会を得ることができた」と語ります。